投稿日:2024.2.13
受け口の原因となる低位舌ってなに?
渋谷矯正歯科です(^_-)-☆
今回は、受け口の原因となってしまう、低位舌についてブログを書いていこうと思います(*^-^*)
自分の舌位置や状態、癖によって受け口になってしまうリスクがあるので、気を付けていきましょうね(;_:)
目次
受け口の原因となる低位舌ってなに?
「低位舌ってなに?」「受け口の原因になる低位舌って?」
「低位舌(ていいぜつ)」という言葉を、初めて聞いた方も多いのではないでしょうか。
低位舌とは、舌の位置の状態を表わしています。
自分の舌の位置が、普段どこにあるか意識したことはありますか?
低位舌であることにより、様々な影響が起こります。
この記事では、受け口の原因の一つにもなる低位舌について解説していきます(^_-)-☆
低位舌とは何ですか?
低位舌とは、口の中で舌の位置が一般的な位置よりも低い状態にあることを指します。
通常、舌は上あごの裏にあるはずですが、低位舌の場合は下あごに近い位置にあります。
低位舌の状態は、言葉をはっきり発音するのに影響を及ぼします。
また、受け口の原因にもなるのです( ;∀;)
低舌位の人は、舌の側面を見ると両側にガタガタと白っぽく歯の跡がついていたりするのが特徴です。
上あごよりも狭い下あごの歯に舌が常に接しているため、舌に歯の形が刻まれてしまうことが起こるのです。
また、「口を開けっぱなしにしている」「声が聞き取りにくい」「言葉がはっきりしない」「食事中に音を立てる」などの症状が目につく場合は「低位舌」の可能性があります。
低位舌は、舌が正しい位置になく、常に下の前歯の裏側に舌の先端が触れている状態なのです。
低位舌の原因
低位舌の原因は、生理的なものと習慣的なものに大別できます。
それぞれ紹介していきます(‘ω’)ノ
まずは生理的な原因についてです。
・口、舌の周りの筋肉の低下
・不正な歯並び
・舌小帯の付着異常
といった問題があります。
これらは、舌が正しい位置に収まりにくくなることが原因で、低位舌を引き起こします。
次に習慣的な原因として以下のようなものがあります。
・口呼吸
・花粉症やアデノイドなどの鼻咽頭疾患
・舌の誤った発音習慣
・乳幼児期の口呼吸や指しゃぶりの長期化
鼻づまりや鼻炎などで鼻呼吸ができない場合は、口から呼吸することが習慣化してしまいます。
口呼吸になると、口蓋垂(口の奥、のど)が下がり、舌が下方に落ちます。
これにより、舌が正しい位置に戻りにくくなります。
また、舌の位置を意識せずに発音することで、徐々に舌が下方に垂れることがあります。
これも、舌が正しい位置に戻りにくくなる要因です。
これらの原因は、それぞれ単独でも低位舌を引き起こす可能性がありますが、複数の原因が重なると、低位舌の発生率は高くなります。
低位舌のデメリット
低位舌のデメリットについてみていきましょう。
呼吸がしづらくなる
低位舌になると、舌が下がり気道を圧迫し呼吸がしづらくなります。
ドライマウスになる
口呼吸になると、 口の中が乾くドライマウス(口腔乾燥症)になりやすくなります。
口が乾くと、口腔内の細菌が繁殖しやすくなり口臭の原因ともなります。
虫歯・歯周病のリスクが高くなる
唾液には、口の中の汚れを洗い流す浄化作用や殺菌作用などの良い効果があります。
唾液が減ることで、唾液の効果が得られず、口の中の細菌が優位となり虫歯や歯周病のリスクが高まります。
いびきの原因となる
舌が下がると気道が狭くなります。
就寝時は、いびきをかきやすくなったり、睡眠時無呼吸症候群にもなりやすくなります。
コミュニケーションに影響を及ぼす
低位舌は個人のコミュニケーションにも影響を与える場合があります。
低位舌が原因で言葉が不明瞭になると、相手に理解されづらくなり、自信や印象にも影響を及ぼす可能性があります。
その他
低位舌により二重あごの原因になったりもします。
また、舌やその周りの筋肉の低下により食事の飲み込みが上手くできず、誤嚥性肺炎の原因となる危険性が増します。
このように低位舌は、さまざまな問題を引き起こす可能性があります。
そのため、早期に対処することが望ましいでしょう。
低位舌と受け口の関係
受け口は、低位舌によって引き起こされるのでしょうか?
低位舌と受け口の関係について解説します。
受け口の原因
受け口とは、顎の位置関係が正常でなく、下あごが上あごよりも前に出ている状態のことです。
下顎前突症、反対咬合ともいいます。
受け口の原因は、遺伝的なものや、生まれつきの骨格の形や筋肉の働きに問題があるものなど、先天的なものも多いと言われています。
先天性の原因として、まず遺伝があります。
親や祖父母などの親族に受け口の人がいる場合、遺伝的に受け口になりやすいと言われています。
ほかには、顎や歯の発育不全もあります。
胎児期に上あごや下あごの発育が不十分だったり、歯や顎の成長に差が出たりすることで、受け口になることがあります。
後天的原因として、不良習癖があります。
不良習癖とは、指しゃぶりや爪噛みなどの口に関する悪い癖のことです。
舌の癖、低位舌の状態や、口唇をかむ癖などもそうです。
これらの癖は、歯や顎の成長に悪影響を与え、受け口を引き起こす可能性があります。
次に口呼吸です。
習慣化してしまうと受け口になるリスクが高まります。
口呼吸をすると、舌が下あごに付いているために下のあごが前に出やすくなります。
低位舌が及ぼす受け口への影響
低位舌になると、舌が下がるため、正しい口の形成が妨げられます。
受け口は、口の開き具合や歯列が原因で形成され、低位舌もその一因となります。
受け口には様々な影響が生じます。
例えば、低位舌と同じく話す際に音声が不明瞭になることや、顔の美容面で影響が出ることがあります。
低位舌の予防と治療法
低位舌は、歯科医院で治療・改善することが可能です。
低位舌の症状により、外科的処置や予防装置の装着、正しい舌のトレーニングや
口腔筋肉のトレーニング(口腔機能訓練・MFT)を通じて改善することができます。
口腔機能訓練を受ける際には、歯科医師や歯科衛生士などの専門家の正しい指導を受けることが推奨されます。
また、低位舌を予防するためにも普段から舌の位置を意識しておくことが大切です。
自分の舌の位置はどこにあるか、また正しい位置を知っておきましょう。
舌の位置について
まず、あなたの舌先はどこについていますか?
正しい位置は、舌の先が上の前歯の少し後ろ、上あごに付いている状態です。
舌の全体は吸いつくように上あごに接しています。この状態が、舌の正常位となります。
低舌位の治し方
低位舌の治療法として、
①舌小帯の付着異常の場合、外科的に小帯を伸ばす手術により治療が可能です。
②鼻の治療を行い、鼻呼吸が出来るようにする。
③歯科医院で口腔筋肉のトレーニング(口腔機能訓練・MFT)を受ける。
④マウスピースなどの装置を使用し、舌と歯列の矯正を行う。
低舌位の予防法
低位舌を予防するためには、日常の習慣を改善し、舌の正しい位置に意識を向けることが重要です。
例えば、口を閉じたまま鼻呼吸をすることで、舌や口の筋肉を正しい位置に保つことができます。
また、姿勢を正しい状態に保つことも効果的です。
良い姿勢を心がけることで、舌や口の筋肉が適切な位置に保たれ、低位舌のリスクを軽減することができます。
鼻炎等で鼻呼吸が困難な方もいると思います。
その場合は、息ができなくなるので早めに耳鼻科の受診をお勧めします。
まとめ
低位舌と受け口の関係について解説しました。
舌の正しい位置が崩れることで、受け口が引き起こされる原因となります。
低位舌は、舌の癖や舌の筋肉・口腔周囲筋の低下、口呼吸など様々な要素によっても影響を受けます。
低位舌を治療・予防するためには、日々の習慣が大切です。
舌の正しい位置を理解し、日頃の癖がないかも気にかけてみましょう。
また、少しでも気になる事があれば、歯科医院へ早めに相談して診てもらいましょう。
歯科医院での治療や、正しい姿勢と適切なトレーニングを通じて、低位舌は改善することが出来ます。
低位舌と受け口に向き合い、素敵な口元を手に入れましょう!
受け口になりやすい寝方についてこちらの記事で説明しております!
ぜひ、ご覧ください( ◠‿◠ )
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