投稿日：2024.6.2
八重歯は放置しておいて大丈夫？八重歯の歯科矯正について解説
みなさんこんにちは！！
渋谷矯正歯科です(^_-)-☆
皆さんの中には、八重歯が気になって矯正を考える人も少なくはないのでしょうか。
日本ではチャームポイントともなる八重歯ですが、
海外では「ヴァンパイアティース」と呼ばれあまりいい意味を持ちません(‘_’)
今回は「八重歯は放置していてもいいのか？」また八重歯の治療方法について解説していきたいと思います。
八重歯はチャームポイントだと思っていたが、よくよく考えると不便が多くなって気になるなと思っている人や
矯正した方がいいのでは？と考えたことがある人は是非参考にしてください～！
目次
八重歯とは
八重歯とは3番目の歯のことだと思う人も多いかもしれませんが、
実は「乱ぐい歯」「叢生」の分類になる歯並びです。
主に歯並びがガタガタしていたり、犬歯が前に出ていたりする歯並びのことをいい、
八重歯は必ずしも犬歯のみが前に出ている歯並びとは限らないのです。
歯並びのラインに並んでいる場合は「犬歯」で、ガタガタにズレてしまった歯を「八重歯」といいます。
八重歯になる原因
では八重歯になる原因とは何なのでしょうか？
上あごの犬歯は一番最後に生え変わる歯で、
乳歯が最後まで残っていると避けて生えてこようとして八重歯になってしまったり、
乳歯が早く抜けてしまい歯が並ぶスペースが無くなってしまったりします。
また上あごの成長が乏しく犬歯の生えるスペースがないと、八重歯になりやすくなってしまいます。
八重歯にならないためにも歯が生えてくるスペースはとても大事だといえます。
八重歯を放置してはいけない7つの理由
チャームポイントとしても捉えられる八重歯ですが、放置しない方がいいのでしょう。
その理由は以下のとおりです。
- むし歯・歯周病のリスク
- 噛み合わの問題
- 口の中を傷つけやすい
- 口呼吸になりやすい
- 口臭の原因になる
- 見た目のコンプレックスになる
一つでも当てはまる人や生活に何かしらの不便を感じる人は歯列矯正を前向きに検討されてもいいかもしれません。
それぞれ詳しくみていきましょう。
むし歯・歯周病のリスク
八重歯を放置しておくとむし歯・歯周病のリスクが高くなります。
八重歯は歯がデコボコと並んでいるため歯ブラシが当てにくく大変磨きづらく、
歯並びによってはフロスやタフトなどを使っても磨き残してしまうこともあります。
磨きにくい場所があると、磨き残しによりむし歯になったり、
歯ぐきが腫れて歯周病になったりするため、矯正治療で歯並びを整える方がいいと考えられるでしょう。
噛み合わせの問題
八重歯により歯がガタガタ並んでいると噛み合わせに影響がでます。
歯は上下に均等に噛み合っていることで噛む力（咬合力）が分散されますが、
八重歯により歯がガタガタしていると均等に噛み合わないため、
一部の歯に負担がかかったり顎関節に負担がかかったりする恐れがあります。
口の中を傷つけやすい
八重歯で口の中が傷つくことがあります。
通常歯の噛み合わせの面は上下の歯が噛み合うことで削れていきます。
しかし犬歯の八重歯であれば特に噛み合わせが当たることなく先端が尖ったままになっており、
口の中が傷つきやすくなっていることがあるのです。
口を閉じた時に唇が傷ついてしまったり、又は歯が内側にある場合は舌が傷ついたりします。
頻繁に口の中が傷つき口内炎になるのであれば先端を丸めるなど処置が必要になるでしょう。
口呼吸になりやすい
八重歯だとうまく口を閉じることができず口呼吸になりやすくなります。
歯がガタガタと並んでいる八重歯は内側に生えるより外側に生えているケースが多く口が閉じにくくなっています。
したがって自然と口呼吸になる人も多いでしょう。
口臭の原因になる
八重歯は口臭の原因になることもあります。
前述したように口呼吸であれば口の中が乾燥しやすく、乾燥することによる口臭や、
むし歯・歯周病による口臭、さらには八重歯でガタガタしていて磨き残しが多くなることによる口臭が考えられます。
八重歯のせいで磨きにくい部位がないか、口が閉じにくくないか確認してみてください。
口臭が気になる方は八重歯が原因の可能性もあるでしょう。
見た目がコンプレックスになる
八重歯のガタガタの程度によっては見た目がコンプレックスになる人も少なくはありません。
また八重歯は海外ではあまりいい印象を持たれないのも事実です。
八重歯の程度がひどいと笑った時の見た目があまりよくなくコンプレックスに感じる人もいるでしょう。
八重歯の治療方法
八重歯の治療方法は以下のとおりです。
八重歯の程度によっては、
出ている歯を並べるスペースが必要となりスペースを作るための選択肢が変わります。
スペースが十分確保できるのであれば部分矯正や、全体矯正であっても抜歯が不要なケースもあるでしょう。
スペースが必要なケースは抜歯することが多く、抜歯の有無などは精密検査で判断します。
部分矯正
八重歯が軽度であれば部分矯正で改善できるでしょう。
ワイヤー矯正またはマウスピース矯正で上下12本の前歯のみを並べます。
八重歯の部分矯正は奥歯の噛み合わせが整っていること、抜歯しないことが適用条件となります。
スペースが少ない場合は歯を少し削ってスペースを作る必要がありますが、
部分矯正のため費用と時間を抑えることが可能です。
全体矯正
軽度ではない八重歯は全体矯正が対象となります。
噛み合わせが整っていない重度の八重歯のケースは全体的に歯並びを整える必要があるためです。
ワイヤー矯正、マウスピース矯正と裏側矯正の選択が可能ですが、
重度の八重歯のケースで抜歯が必要な複雑なケースだとマウスピース矯正は難しいこともあります。
部分矯正と同様にスペースが少ない場合は歯を少し削るか抜歯することで八重歯を並べるスペースを作ります。
ご自身の歯並びが全体矯正か部分矯正どちらが適応かは歯科医師の判断になりますが、
希望や不安があれば遠慮なくご相談ください。
ライフスタイルや症状に合わせて、さらに部分矯正と全体矯正のメリットやデメリットを踏まえてご提案します。
抜歯・非抜歯
基本的に八重歯の矯正は出ている歯を引っ込めて並べる必要があります。
八重歯を並べるためにはスペースを作らなければなりません。
IPR（InterProximal(歯間隣接の) Reduction(削合)の略）で、
歯を削りスペースを作る方法もありますが、歯を削る量にも限界があります。
八重歯を並べるのに必要なスペースを作るため抜歯を選択することもあるでしょう。
以下に抜歯が必要なケースと必要ではないケースについてまとめました。
抜歯するケース
あごが小さく八重歯が並ぶスペースがないケースは抜歯が選択されます。
出ている八重歯を抜くのではなく、
基本的には前から4番目の歯（第一小臼歯）または5番目の歯（第二小臼歯）を抜歯してスペースを確保します。
非抜歯のケース
軽度の八重歯であればIPRのみで抜歯しないケースも考えられます。
まだあごが成長段階であれば、あごを広げてスペースを作ることも可能でしょう。
噛み合わせの状態によっては部分矯正で済むケースと全体矯正が必要なケースとありますので、
歯科医師に相談し診断してもらうようにしましょう。
抜歯について、こちらのブログでも説明しているので、是非ご覧ください(^-^)
まとめ
いかがでしたか。
八重歯といっても犬歯のみが出ているケースや全体的に歯がデコボコと並んでいる歯並びもあてはまります。
チャームポイントに収まらず八重歯によって磨きにくい、口の中が傷つく、
噛みにくいなど様々な不便を感じる方は前向きに歯列矯正を考えるといいでしょう。
綺麗な歯並びで素敵な笑顔、なおかつご自身の歯を健康に保つためには矯正治療が第一選択になります。
八重歯の程度によって部分矯正、全体矯正や抜歯の有無が変わってきますので、
不安な方や気になる方は一度当院にご相談くださいね。
八重歯の治療で気を付けるべきこと
八重歯治療で気を付けるべきことがあります。
抜歯が必要な八重歯の矯正は前述したように前から4番目または5番目の歯が抜歯対象になります。
「犬歯のみが出ている八重歯だから犬歯を抜歯すればいいのでは？」と矯正治療を安直に考えるのはよくありません。
八重歯になりやすい犬歯は噛み合わせにとってとても重要な歯であり、
根っこも長く抜くのが困難なため抜歯をすることはおすすめしません。
八重歯のまま犬歯を放置しておくとむし歯になり神経を抜かないといけない、
最悪抜歯しないといけないとなったときにとても苦労する歯になります。
したがって、犬歯がむし歯にならないよう歯並びを整え保存することを考えるようにしましょう。
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渋谷矯正歯科では、裏側矯正を専門に、ハーフリンガル・
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