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ブログ

投稿日:2023.6.11

矯正治療の歯型取りで吐き気をもよおす理由と緩和するコツ

ブログをご覧のみなさん、こんにちは(‘◇’)ゞ
渋谷矯正歯科、歯科衛生士のちんです!

突然ですがみなさん、歯型取りってしたことありますか?
矯正治療では装置を作製する際に、歯型取りを行います。
お口の中に大きなものが入るため吐き気をもよおす方も少なくありません。
しかし、いくつかのコツを知っておくことで、型取りの苦痛をやわらげることができます。
そこで本記事では、矯正治療で行う歯型取りで吐き気をもよおす理由、緩和するコツについて解説します。

 

矯正治療ではどんなタイミングで歯型取りをするの?

矯正治療では歯並びの状態を確認したり、装置の作製をしたりする際に複数回の型取りが必要になります。
当院では、以下のタイミングで型取りを行います。

  • 矯正治療が始まる前:現在の歯並びの状態を把握するために歯型取りを行います。この歯型取りをもとに治療計画の立案や装置の作製をします。
  • 矯正中:進捗状態の確認や新たな矯正装置の作製、調整をするため歯型取りを行うことがあります。
  • 治療終了後:治療が完了した後の最終的な歯並びの状態確認と保定装置を作製するために歯型取りを行います。

また、パラフィンワックスやシリコンといった素材を用いて、噛み合わせの型取りを行います。
噛み合わせの型取りは、上下の歯がどのように噛み合っているのか記録するものです。噛み合わせの正確な情報がないと、歯の位置調整が適切に行えません。

こう見ると、歯型を取るタイミングはたくさんありますね(‘ω’)
矯正装置の種類にはマウスピース矯正やワイヤー矯正などがありますが、どちらも歯型取りは必須です。

 

歯型取りで使われる材料ってなに?

歯医者さんで詰め物や被せ物を作製する際に、歯型取りをしたことがある方も多いのではないでしょうか。
そう!あのピンク色のネチョっとした感覚の材料です。こちらですね↓
歯医者さんの型取り アルジネート 下の歯

材料が固まるとこうなります↓
歯医者さんの型取り アルジネート 下の歯

歯型取りに使用するピンクの材料は何でできているのか、気になったことありませんか?

これは、「アルジネート」と呼ばれる材料で、主成分はアルギン酸ナトリウムです!!

アルギン酸って聞いても馴染みがないかもしれませんが、実はとても身近なものになります。

みなさんがわかりやすいものでいうと、コンブやワカメなどの海藻の主成分で、天然の食物繊維です!要はこんぶやわかめ海藻たちで歯型をとってるんです~☆
なんだかかわいいって思ってしまいました(´∀`)

また、シリコンを用いて歯型取りを行うことがあります。
シリコンラバーと呼ばれる素材が主成分で、変形しない性質を持っています。
精密な歯型取りができるため、矯正治療や歯科治療でよく使用されます。

いずれも歯型取りをしたものに、石膏を流し込んで固める工程が必要です。これにより、歯並びの模型が作製され、治療計画の立案や装置の作製ができます。

歯型取りのトレーには種類があります

歯型取り用のトレーは主に以下の種類があり、患者さんのお口のサイズや用途に合わせてものを選んでいます☆

・下の歯

歯医者さんの型取り アルジネート 下の歯

・上の歯

歯医者さんの型取り アルジネート 上の歯

 

 

 

 

 

 

 

 

この他にもカスタムメイドの「個人トレー」と呼ばれるものがあります。
これは、既製品のトレーでは歯型取りが難しい場合に使用されるものです。個人トレーは被せ物や入れ歯治療などで使用するのが一般的です。

歯型取りで吐き気をもよおす理由

歯型取りが苦手な方、たくさんいらっしゃいますよね(´;ω;`)
中には吐き気を感じてしまう方もいらっしゃいます。嘔吐反射の原因として考えられるのは、精神的な理由と身体的な理由があります。

精神的な理由

歯医者に対して恐怖や不安を感じる方もいるでしょう。不安や恐怖はストレスとなり、緊張しやすく吐き気の原因になることがあります。
また、過去の歯医者での経験がトラウマとなって歯科恐怖症につながることがあり、強い嘔吐反射を引き起すことも。

特に歯科医院特有の雰囲気やにおいによって緊張することもあります。また、気持ち悪くならないかという心配が過度になると、吐き気を感じてしまうのです。

身体的な理由

歯型取りに感じる主な原因は、嘔吐反射です。これは舌の根元や喉に異物が触れた際に、食道に入らないようにする防御反応。
敏感な方や口呼吸の方は、歯型取りの際に嘔吐反射が起きやすい傾向にあります。症状がひどい方は、歯磨きをする際にも嘔吐反射が起きてしまうこともあります。

 

歯型取りの吐き気を緩和するコツ

歯科矯正で型取りするときに少しでも吐き気を紛らわせる方法をお教えします!

事前に歯科医師とよく相談する

以前に型取りをして嘔吐反射が起きた方や、初めての方は事前に歯科医師と相談することが重要です。吐き気を引き起す原因や不安などについて話し合い、対処法を一緒に考えることで、歯型取りの不安を軽減できます。

たとえば、椅子を倒しすぎてしまうとアルジネートが喉の奥に流れてしまうので、少し起こした状態にすると嘔吐反射を抑えることが可能です。また、硬化の早いアルジネートを使用することで、硬化時間を短縮できます。

このような対策を取り入れていますので、嘔吐反射が不安な方は担当の歯科医師に気軽にご相談下さい☆

鼻でゆっくりと深呼吸する

歯型取りをする際は、鼻でゆっくり深呼吸しましょう。深呼吸は心を落ち着かせて不安をやわらげることができます。この際にあごを引くと、アルジネートが喉や舌で触れにくくなります。

表面麻酔をする

強い嘔吐反射がある場合は喉の奥にスプレータイプの表面麻酔をすると、喉の感覚を一時的に鈍らせることができ、嘔吐反射が軽減される可能性があります。

また、歯科医院によっては事前に鎮静剤の投与や笑気ガスの吸引、静脈内鎮静法など行うこともあります。
強い嘔吐反射がある方に使用されますが、設備などが必要になるためどこの歯科医院でも対応しているものではありません。

他のことに集中する

アルジネートが硬化するまで3分ほど時間がかかります。患者さんにとっては長く感じられることがありますが、硬化する前に動いてしまうと歯型の精度が悪くなり、やり直しになる可能性があります。患者さんには静止してもらう必要がありますが、硬化時間に他のことに集中することで、気を紛らわすことが可能です。

たとえば、音楽を聴いたり携帯を触ったりすると、硬化時間があっという間に感じられます。

口腔内スキャナーを使用する

近年では口腔内スキャナーの普及により、アルジネートを使用せずに歯型取りができるようになっています。
しかし、全ての矯正装置を口腔内スキャナーで作成できるわけではありません。バンド型矯正装置など、どうしても模型が必要な場合は従来の型取りが必要になります。

当院でも口腔内スキャナーを導入しており、処置内容によって使いわけています。装置の種類によってはスタッフと要相談のうえ口腔内スキャナーに変更が可能な場合もございます。
嘔吐反射が不安な方はご相談ください。

 

口腔内スキャナーってなに?と気になる方はこちらの記事もご覧ください♪
口腔内3Dスキャナーについて解説★

まとめ

矯正治療で歯型取りは一般的に行われる処置ですが、苦手と感じる方も多いです。しかし、いくつかのコツを意識してみると、意外とスムーズに終わることがあります。

もし、型取りが苦手な方は事前にご相談ください。嘔吐反射が苦手な方へのアドバイスもしっかりと行います。
また、当院は歯型取りが上手いスタッフが多いので、苦手な方でも「思ったより大丈夫だった」という患者様がほとんどです。

矯正治療に関する不安や疑問があれば、遠慮なくお申し出くださいね。

 

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