投稿日:2025.6.12
前歯がv字になってしまう原因とは?治療法も紹介します!
こんにちは。渋谷矯正歯科です!
「前歯がねじれてV字型になっている…?」と気になっていませんか。
前歯がV字状にずれている歯並びは、叢生(そうせい)のひとつで、「翼状捻転(よくじょうねんてん)」とよびます。
前歯はお口の中でも目立つ部分です。
ねじれたままでは、見た目だけでなくかみ合わせにも影響をおよぼす恐れがあります。
ここでは、前歯がV字になる原因と治療法についてお話しします。
目次
スペース不足などの原因で前歯がV字にねじれます
前歯がV字にねじれる理由はさまざまで、お一人おひとりによって異なります。
代表的なものを紹介します。
顎と歯のバランス
前歯がV字にねじれる「翼状捻転(相対捻転)」は、叢生の一種とされています。
叢生とは、日本人に多い歯並びで、歯の大きさに対して顎が小さく歯列が一列に並ぶことができず凸凹になっている状態です。
前歯がV字になってしまうのも、スペース不足が原因となっている可能性があります。
スペースが十分にない部分に、永久歯が無理やり生えてくることで前歯がねじれてしまうのです。
また、生まれつき歯がねじれて生えてくるケースもあります。
ほかには、前歯の真ん中あたりの過剰歯が邪魔をしていたり、前歯の中央にあるスジの位置が適切でなかったりしたときにも、前歯がV字になることがあるのです。
骨格や歯の大きさは遺伝による影響もあり、保護者の方と似ることもあります。
歯並びに影響をおよぼすクセや習慣
骨格や歯の大きさ以外にも、日常的な習慣やクセが原因となって、後天的に前歯がねじれてしまうこともあります。
- ・指しゃぶり
- ・爪を噛む
- ・唇を噛む
- ・口呼吸
- ・前歯を舌で押す
- ・歯と歯の間に舌を出す
といったようなクセがある場合は注意が必要です。
これらのクセは前歯を前に押す力がかかるため、長く続けていると、歯がねじれてV字になってしまう可能性があります。
前歯のV字をそのままにしているとどうなる?
前歯がV字になっていると、見た目が気になるだけでなく、お口や全身の健康に影響が出ることがあります。
むし歯や歯周病にかかるリスクが高くなる
歯がねじれている状態では歯磨きが難しくなり、うまく汚れを落とせない場合があります。
お口の中が不衛生な状態になると、むし歯や歯周病、口臭を引き起こしやすくなります。
歯並びやかみ合わせが悪くなる
前歯がV字になっていると、前歯でしっかりと噛むことができていない可能性が高く、かみ合わせに影響がでます。
前歯で噛めないと奥歯の負担が増加します。
顎にも負担がかかるようになり、顎関節症を発症する恐れがあるため注意が必要です。
また、前歯のねじれをそのままにしていると、前歯だけでなくほかの歯にも影響が出る場合があります。
発音に影響が出る
前歯がねじれている部分から空気がもれると、発音や滑舌にも影響が出ることがあります。
口呼吸になる
ねじれていることでお口をしっかりと閉じることができなければ、口呼吸になってしまうこともあるでしょう。
口呼吸になると、お口の中が乾燥しやすくなり、むし歯や歯周病などのトラブルの原因にもなります。
前歯のV字を改善する方法
V字型の前歯は、症状によっては矯正治療で改善できます。
矯正治療にはさまざまな方法があり、歯並びや患者様のご要望に合うものを選ぶことが大切です。
ワイヤー矯正
ワイヤー矯正とは、歯の表面にブラケットとワイヤーを取り付けて、歯に少しずつ力を加えてねじれを解消させて歯列を整える方法です。
矯正装置を取り付ける場所によって、
といった種類に分けられます。
ワイヤーを使った矯正治療は、矯正治療の中でも歴史が古く、さまざまな歯並びに対応可能です。
裏側矯正(舌側矯正)は矯正装置を歯の裏側につけるため、お口を開けたときに装置が目立ちにくいという特徴があります。
ハーフリンガル矯正(上顎のみ舌側矯正)とは、目立ちやすい上の歯は裏側(舌側)に、目立ちにくい下の歯は表側に装置を取り付けることで、自然な見た目を維持しながら費用を抑えられる治療法です。
前歯のV字が前歯だけの問題であれば、部分的な矯正治療で対応できる場合があります。
マウスピース型矯正
マウスピース型矯正は、透明なプラスチック素材で作られたマウスピース型矯正装置をお口に装着して、少しずつ歯に力を加える方法です。
マウスピース型矯正装置は透明ですので、装着していても周りの方に気付かれにくく、人前に出る機会の多い方も負担なく治療を行っていただけます。
また、食事や歯磨きの際はご自身の手で取り外していただけます。
食事の制限もなく、歯磨きも治療前と同じようにできるため、生活スタイルを維持しやすい治療法です。
ただし、マウスピース型矯正装置の装着方法や装着時間を守っていただかなければ、予定通りの効果が得られない可能性があります。
ねじれの程度によってはマウスピース型矯正治療ではなく、ワイヤーを使った矯正治療やワイヤー矯正治療との組み合わせをご提案することがあります。
前歯のねじれを予防するために
後天的な理由で前歯のねじれを予防するために、次のことに気を付けましょう。
骨格的な理由で前歯がねじれている場合も、早期に治療を始めることで、治療にかかる負担を抑えられる可能性があります。
定期的に歯科検診を受ける
前歯のねじれは、乳歯から永久歯へ生え変わる時期に起こることが多いため、この時期に歯科医院で歯並びをチェックすることが大切です。
定期的に検診を受けていると、むし歯や歯周病といったお口の病気の予防だけでなく、歯並びの状態を確認することもできます。
矯正治療はお口が健康であれば、年齢に関わらず始めることはできますが、骨がやわらかい時期に行った方が、治療期間を短縮できる場合があります。
歯並びを悪くするクセを改善する
無意識で行っている指しゃぶりや舌のクセは、歯並びやかみ合わせに影響を与える恐れがあります。
口呼吸や噛むときのクセなども、ねじれ以外に出っ歯や受け口といった不正咬合(ふせいこうごう)の原因となる可能性がありますので、できるだけ早く改善しましょう。
クセや生活習慣が改善されていない状態では、矯正治療で歯並びを整えても、時間の経過とともに歯並びがもとに戻ってしまう可能性があります。
(▶︎矯正後の「後戻り」について)
前歯のねじれが気になる場合は「渋谷矯正歯科」にご相談ください
前歯がV字型になる翼状捻転は、顎のスペースや歯の大きさの問題が原因とされていますが、クセや生活習慣といった後天的な要因も関係します。
渋谷矯正歯科は、矯正治療を専門に行うクリニックです。
3DスキャナーiTero(アイテロ)と歯科用CTなどのデジタル設備を活用してお口周りを詳細まで把握し、精度の高い治療計画を立案します。
また、治療の過程をデジタルシミュレーションして、患者様とゴールを一緒に確認してから治療を始めます。
患者様の症状やご要望に合わせて、適切な矯正方法をご提案し、おすすめの装置や支払い方法など、治療の詳細を丁寧にご説明いたしますので、どのようなことでもお気軽にご相談ください。
当院は、渋谷駅東口から徒歩3分と、電車での通院が便利です。
表参道駅からは徒歩9分でお越しいただけますので、お仕事の帰りやお買い物の途中など、ライフスタイルに合わせて通院していただけます。
専門のカウンセラーが丁寧に対応いたしますので、歯並びのお悩みはお気軽にご相談ください。
▶︎初めての方はこちらの「カウンセリング予約」からご相談ください。
※歯列矯正の「カウンセリング」とは?
※矯正歯科治療は公的医療保険適用外の自費(自由)診療となります。
※マウスピース型カスタムメイド歯科矯正装置は、日本では完成薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となることがあります。