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投稿日:2026.2.13

矯正中に整形しても大丈夫?実例をもとに歯科の立場から解説 

「矯正中に整形しても問題ないでしょうか?」

矯正治療中に美容整形を検討されている方から、このような質問をいただきます。
渋谷矯正歯科の回答としては、「歯にかかわりのない場所であれば特に問題ありません。ダウンタイムで口を開けにくい場合や、仕上がりに影響する可能性があるときは
矯正後をおすすめすることがあります」とお答えしています。
本記事では、矯正治療中に美容整形を検討する際の判断基準から施術別の注意点、装置による違い、スケジュールの組み方まで歯科の視点から詳しく解説していきます!

結論:まず覚えておきたい判断基準

矯正・笑顔の子供たちイラスト

矯正治療中の美容整形について押さえておきたいポイントは次の通りです。
口腔(歯・咬合・装置)に直接関わらない部位であれば原則として問題なし

  • ダウンタイムで口が開けにくくなる、装置に圧がかかる期間は避けるべき
  • 仕上げや微調整の時期に大きな腫れや形態変化を伴う施術は慎重に
  • 施術前には必ず矯正担当医と施術先の両方に情報を共有する

「絶対に大丈夫」「絶対にダメ」という線引きは、患者様それぞれの治療状況や施術内容によって変わります。
矯正の進行度合いや使っている装置の種類、施術内容や範囲によって判断が異なるため、自己判断せず事前に相談することが大切です。

矯正の進行段階で違う“やっていい時期”

歯科医院イメージイラスト

矯正治療はいくつかのフェーズに分かれており、それぞれ美容整形との相性が変わってきます。

開始直前の時期

治療を始める前であれば、比較的スケジュール調整がしやすい時期です。
ただし、術前の写真撮影や歯型採得のタイミングと重なる場合は事前に相談が必要になります。

初期(装置に慣れる時期)

ブラケットやマウスピース型矯正装置を装着したばかりの頃は、頬の内側や唇に刺激が出やすい時期です。
この時期に口周りの施術を行うと、装置との干渉で回復が遅れる可能性があることから避けたほうが無難です。
マウスピース矯正についてはこちらから

中盤(歯の移動が大きい時期)

歯が活発に動いている時期は、顔全体のバランスも少しずつ変化していきます。
この時期に大きな腫れを伴う施術を行うと、矯正による変化なのか施術による変化なのか判断しづらくなる恐れがあるので注意しましょう。

仕上げ・保定前

最終的な噛み合わせの微調整を行っている時期です。
顔の形態が急に変わると、せっかく整えた噛み合わせのバランスに影響する可能性があります。
そのため、この時期の大きな施術は慎重に検討しましょう。

予約を取る際のコツに、矯正の調整後48~72時間は痛みや違和感が出やすいため、その期間を避けて施術日を設定するとスムーズです。

 

施術別:影響の有無と注意点

注意マークを指差す手の画像

 

美容整形にはさまざまな種類があり、矯正治療への影響度も異なります。

目元(二重、眼瞼下垂、まつ毛関連、スキンレーザー)

口腔への直接的な影響が少ない部位です。
ただし、施術後に洗顔が制限されることから口の中のケアが疎かになりやすいので注意が必要です。

鼻整形(プロテーゼ、土台形成など)

直接的に噛み合わせに影響することは稀ですが、腫れや固定期間中は強い表情や大きく口を開ける動作は避けましょう。
通院時にマスクや固定具が装置と干渉しないかも確認しておくと安心です。

口唇・口角(リップリフト、口角挙上、充填剤の注入など)

ブラケットやワイヤーとの擦れ、マウスピース型矯正装置の着脱に影響が出やすい部位です。
抜糸が終わるまでは装置との接触を避け、食事も柔らかいものを選ぶなどの配慮が必要になります。

咬筋への注射治療(エラの施術)

一時的に噛む力が弱くなることで、食事の感覚や装置の感じ方が変わることがあります。
顎間ゴムを使っている時期であれば、事前に担当医に相談しておきましょう。

頬や顎下の脂肪吸引

腫れや圧迫固定があるためアライナーが外しにくくなったり、口の中のケアが難しくなったりします。
そのため、時期の調整がおすすめです。

オトガイ形成や顎先へのプロテーゼ挿入

骨格や軟組織のシルエットが変わると、噛み合わせの微調整に影響することがあります。
こうした施術は保定期以降に行うのが無難です。

体の施術(豊胸、体幹の脂肪吸引、脱毛など)

口腔への影響はほとんどありません。
ただし鎮痛薬の服用指示が矯正の調整日と重ならないように調整しておくことをおすすめします。

全身麻酔を使う施術

アライナーなど取り外せるタイプは外して保管します。
固定式装置の場合は、施術先の医療機関に必ず伝えておきましょう。

 

装置別の違い:マウスピース型矯正vsワイヤー矯正

マウスピース矯正とワイヤー矯正

使用する矯正装置によっても注意するポイントが変わるため、詳しく紹介します!

マウスピース型矯正の場合

取り外しできる点は便利ですが、1日20時間以上の装着が治療の前提になります。
また、ダウンタイムで装着時間が守れないと歯の動きが計画通りに進まなくなります。
他にもアタッチメント周辺のケアや着脱時に創部を刺激しないよう注意しましょう。

マウスピース矯正についてはこちら

ワイヤー矯正の場合

取外し不能のため、口唇の施術を行う際は装置との相性をよく確認しておきましょう。
また、調整日の前後は痛みが出やすいので施術日と重ねないスケジュール管理が大切です。
どちらの装置にも共通するのは、施術先に装置の有無や種類をきちんと伝えること、鎮痛薬の処方が重複しないように注意することです。

表側矯正についてはこちら
ハーフリンガル矯正についてはこちら
裏側矯正についてはこちらから

 

ダウンタイム中のセルフケア

施術後のダウンタイム中は、いつも以上に丁寧なケアが求められます。
以下のパターン別のケアを参考にしてみてください!

開口制限がある時の食事

柔らかく調理した料理を小さく刻んで食べるようにしましょう。
熱すぎるものや冷たすぎるものは避け、刺激の少ない温度で食べるのがおすすめです。

口の中の清掃

やわらかめの歯ブラシと歯間ブラシを使って丁寧に磨きます。
マウスピース型矯正装置を使用している方は、短時間でできる方法に中性洗剤での洗浄がおすすめです。

腫れや内出血への対応

施術を受けた医師の指示を優先してください。
冷やす場合も過度な圧迫は避けるようにしましょう。

着色対策

マウスピース型矯正装置の着色防止のために、色の濃い飲食物は控えましょう。

通院時の持ち物

予備のマウスピース型矯正装置や装置を入れるケース、ワックスなどを持参すると万一のトラブル発生にも対応しやすくなりますよ。
マウスピース矯正についてはこちら

 

スケジュールの組み方:実践チェックリスト

年間カレンダーとペン

 

施術と矯正治療をスムーズに両立させるためのチェックリストを以下に用意しました。

施術2週間前

矯正担当医と施術先の両方に日程と施術内容を共有します。
矯正調整日とズラせる場合はスケジュールを調整しましょう。

施術直前

施術を行う医師に装置の種類を伝えます。
口元への圧迫が予想される場合は具体的な指示を仰いでおきましょう。

施術直後から1週間

腫れの程度に応じてマウスピース型矯正装置の装着時間を確保します。
難しい場合は早めに矯正担当医に連絡しましょう。
治療用の写真撮影や歯型採りが予定されている場合は、施術の前後でタイミングを調整しておくと記録に支障が出にくくなりますよ。

よくある質問(FAQ)

当院によくいただくご質問に対して、以下のような回答をしております。
ぜひ、参考にしてください。

Q:矯正中に二重整形は可能ですか?
A:基本的に可能です。
施術後は制限があると思いますが、清掃習慣が乱れないように意識するようにしましょう。

Q:鼻整形は矯正に影響しますか?
A:直接的な噛み合わせへの影響は稀です。
固定期間中は大きく口を開ける動作を避けたほうがベターでしょう。

Q:咬筋への注射治療はいつ受ければいいですか?
A:顎間ゴムを使わない時期や大きな調整が少ない時期がおすすめです。

Q:口唇への充填剤注入後、マウスピース型矯正装置はいつ再装着できますか?
A:担当医の許可が出て、痛みや腫れが落ち着いてからがいいでしょう。

Q:施術先には何を伝えればいいですか?
A:装置の種類や有無、着脱の可否、通院頻度、矯正治療の時期などをお伝えください。

Q:どの時期が一番無難ですか?
A:保定時期以降が原則として安心ですが、個々の状況によって判断が変わります。

渋谷矯正歯科へのご相談の流れ

矯正治療中の美容整形を検討される場合は、まず当院のカウンセリングや矯正日の予約をお取りください。
治療計画の確認(装置の種類や進行状況)を行い、施術スケジュールの擦り合わせを進めます。
緊急時の連絡体制についても確認しておくと安心です。

まとめ

患者と話す歯科衛生士のイメージ

 

矯正治療中の美容整形では、口腔に直接関与しない部位であれば原則として問題ありませんがダウンタイムの仕上げ期には注意が必要です。
矯正担当医と施術先両方に情報共有しておくことで、安心して施術を受けられます。
少しでも不安があるときは自己判断せず、早めに渋谷矯正歯科までお気軽にご相談くださいね。

 

 

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