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投稿日:2025.4.16

親知らずが歯並びの乱れの原因になる?

こんにちは。
渋谷矯正歯科です。
「最近、歯並びが悪くなってきた気がする…」「前歯の重なりが気になってきた…」
そんな悩みを抱えていませんか?
特に20代〜30代の方に多いのが、親知らずが生えてきたことで歯並びが乱れるケースです。
親知らずは永久歯が生えそろった後に生えてくるため、十分なスペースがないことがほとんどです。
その結果、周囲の歯を押し出したり、歯列を乱したりする原因になることがあります。
放置すると、噛み合わせのズレや見た目の問題だけでなく、虫歯や歯周病のリスクも高まるため注意が必要です。
では、親知らずがどのように歯並びに影響を与えるのでしょうか?
そして、乱れた歯並びを整えるための対策についてどうすればよいのか。
本記事では、この様な疑問について詳しく解説していきます。

親知らずが歯並びを乱す原因

親知らずのイラスト

まずは、親知らずと歯並びの関係について見ていきましょう。

1. スペース不足による圧迫

親知らずは、通常10代後半から20代前半にかけて生えてきます。
しかし、現代人の顎は昔に比べて小さくなっており、親知らずが生えるためのスペースが不足していることが多いです。
その結果、親知らずが無理に生えようとすることで、周囲の歯を押し出して歯並びが乱れる原因となります。
特に、前歯の重なりや歯の傾きが気になり始めた場合、親知らずが関与している可能性があります。

2. 異常な生え方

スペース不足の影響で、親知らずが横向きや斜めに生えてしまうことがあります。
これを「埋伏(まいふく)親知らず」と呼びます。
埋伏した親知らずが隣の歯を押すことで、歯列全体が少しずつズレていく可能性があります。
また、斜めに生えた親知らずは、歯ブラシが届きにくいため、汚れがたまりやすくなり、虫歯や歯周病の原因にもなります。
これがさらに歯並びの悪化を招く要因ともなります。

3. 噛み合わせのズレ

親知らずが正しく生えない場合、上下の噛み合わせがズレることがあります。噛み合わせが崩れると、片側ばかりで噛む癖がついてしまい、顎のバランスが乱れたり歯並びがさらに悪化したりすることがあります。
また、噛み合わせのズレが長期間続くと、顎関節症を引き起こすこともあるため、注意が必要です。

歯並びが乱れた場合の対処法

渋谷矯正歯科の裏側矯正の装置模型2つ

1. 早めの検査と診断

親知らずが生えてくるタイミングや状態には個人差があります。
そのため、定期的に歯科検診を受け、親知らずの生え方をチェックすることが大切です。
歯科医院ではレントゲン撮影を行うことで、親知らずの向きや位置を確認し、抜歯が必要かどうかを判断できます。
親知らずが正常に生えている場合は特に問題はありませんが、少しでも違和感がある場合は早めに診断を受けましょう。

2. 抜歯の検討

親知らずが歯並びに悪影響を与えている場合、抜歯を検討することが必要です。
特に以下のような場合は、抜歯が推奨されます。

  • ・斜めや横向きに生えており、隣の歯を押している
  • ・噛み合わせを乱している
  • ・虫歯や歯周病のリスクが高まっている

抜歯は歯科医師の判断に基づき行われますので、不安な場合は相談してみましょう。

3. 矯正治療で歯並びを整える

親知らずによって乱れた歯並びは、矯正治療によって改善できます。
主な矯正方法として、以下の選択肢があります。

  • ・ワイヤー矯正:歯にブラケットを装着し、ワイヤーで歯を動かす方法
  • マウスピース型矯正:透明なマウスピースを装着し、少しずつ歯を動かす方法
  • 裏側矯正(舌側矯正):歯の裏側に装置を装着し、見た目を気にせず矯正できる方法

どの矯正方法が適しているかは、歯科医師と相談しながら決めることが重要です。
渋谷矯正歯科の治療内容についてはこちら>>>

歯並びを乱すリスクを減らすためにできること

鏡越しの女性歯並び

1. 親知らずが生えてくる前の予防策

親知らずが歯並びに影響を与えるのを防ぐためには、事前に対策を取ることが大切です。
歯科医院で定期的にレントゲン検査を受けることで、親知らずがどのように生えてくるのかを早い段階で把握できます。

予防策として考えられること

  • ・10代後半から20代前半のうちに、親知らずの生え方を確認する
  • ・すでに異常な方向に生えている場合は、影響が出る前に抜歯を検討する
  • ・親知らずの周囲を丁寧にケアし、歯並びに悪影響を及ぼすリスクを減らす

早期に診断を受けることで、抜歯の必要性や時期を適切に判断でき、歯並びの乱れを未然に防ぐことが可能になります。

2. 親知らずの抜歯後に気をつけること

親知らずを抜いた後も、歯並びへの影響を最小限に抑えるために注意すべきポイントがあります。

抜歯後のケア方法

  • ・抜歯後は腫れや痛みが出るため、安静に過ごす
  • ・数日は硬い食べ物を避け、柔らかい食事をとる
  • ・口内を清潔に保ち、感染を防ぐためにうがいを適度に行う
  • ・抜歯後の歯の動きを観察し、必要に応じて歯科医に相談する

抜歯後に適切なケアを行うことで、他の歯への影響を抑え、スムーズに回復することができます。

3. 歯並びを維持するための習慣

親知らずの影響を受けた後、歯並びが悪化しないようにするためには、日常的なケアが重要です。

歯並びを守るための習慣

  • ・正しい噛み合わせを意識し、片側だけで噛む癖をなくす
  • ・歯ぎしりや食いしばりがある場合は、ナイトガードを使用する
  • ・舌の位置を正しく保ち、口呼吸ではなく鼻呼吸を心がける
  • ・定期的に歯科検診を受け、歯並びの変化をチェックする

こうした習慣を意識することで、親知らずが抜かれた後の歯並びの安定性を維持しやすくなります。

親知らずと矯正治療の関係

1本の歯を持つ手

親知らずが原因で歯並びが乱れた場合、矯正治療によって改善することが可能です。
特に、前歯の歯並びが悪くなったり噛み合わせがズレたりした場合には、矯正を検討する価値があります。

矯正治療が必要になるケース

親知らずが歯並びに影響を与え、以下のような問題が発生した場合、矯正治療が推奨されることがあります。

  • ・親知らずの圧迫で前歯が重なってしまった
  • ・噛み合わせが悪くなり、顎関節症のリスクが高まっている
  • ・抜歯後に歯のスペースが変わり、歯並びが乱れた

これらの問題を放置すると、さらに歯並びが悪化する可能性があるため、早めに矯正歯科で相談することが大切です。

矯正治療を成功させるために大切なこと

グッドポーズの患者

矯正治療は、親知らずによる歯並びの乱れを改善する効果的な方法ですが、治療をスムーズに進めるためにはいくつかのポイントを押さえておくことが重要です。

1. 矯正前の親知らずの抜歯の検討

親知らずが残ったまま矯正を行うと、歯の移動に影響を与える可能性があります。
そのため、事前に抜歯したほうが良いケースもあります。
担当の矯正歯科医と相談し、最適な治療計画を立てましょう。

2. 矯正中の口腔ケアを徹底する

矯正装置をつけると、歯磨きがしにくくなるため、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
特に、親知らずが影響して歯が重なっている部分は汚れが溜まりやすいため、歯間ブラシやフロスを活用して丁寧にケアすることが大切です。

3. 定期的な調整と通院を忘れない

矯正治療は長期間にわたるため、定期的に歯科医院へ通い、装置の調整を行うことが欠かせません。
治療計画に沿って通院することで、歯並びを理想的な形に整えることができます。
矯正治療は、単に歯並びを美しくするだけでなく、噛み合わせを改善し、将来的な口腔トラブルを防ぐ役割も果たします。
親知らずが影響して歯並びが乱れてしまった場合は、専門の矯正歯科で相談し、最適な治療方法を選択することが大切です。

まとめ

渋谷矯正歯科の院内写真

親知らずは、スペース不足や異常な生え方によって、歯並びの乱れを引き起こすことがあります。
特に、斜めや横向きに生えた親知らずは、周囲の歯を押し出し、歯列全体に影響を与える可能性があるため注意が必要です。
歯並びの乱れを防ぐためには、定期的な歯科検診を受け、親知らずの状態をチェックすることが大切です。
すでに歯並びが乱れてしまった場合は、抜歯や矯正治療を検討することで、美しく健康的な口元を取り戻すことができます。
「最近、歯並びが気になってきた」「親知らずが生えてきたかもしれない」と感じたら、まずは歯科医院で相談してみましょう。
適切な処置を受けることで、美しく整った歯並びを維持し、自信を持った笑顔を手に入れることができます。
渋谷矯正歯科のカウンセリングの詳細はこちらから>>>
<渋谷矯正歯科のカウンセリング予約フォーム>

 

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