投稿日:2025.2.4
歯列矯正をするとほうれい線ができるって本当?原因と対処法とは
こんにちは。渋谷矯正歯科です。
「歯列矯正をするとほうれい線ができる」という噂を聞いたことはありませんか?
せっかく美しい歯並びを目指して矯正治療をしたのに、ほうれい線ができてしまうのはイヤだ…と躊躇される方もいらっしゃるかもしれません。
ここでは、歯列矯正とほうれい線に関係性があるのかどうかについて、ほうれい線ができる原因や対処法なども含めて解説します。
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目次
ほうれい線とは
ほうれい線とは、小鼻の脇から口角の方に向かってできる溝のことをいいます。
いわゆるシワとは違ってもともと顔にある筋肉の境目であるため、年齢を重ねた人だけでなく赤ちゃんにも存在します。
しかし、加齢とともに目立ちやすくなるというのも事実です。
ほうれい線が深くなり目立ちやすくなってしまう原因は、さまざまです。
歯列矯正とほうれい線の関係は?
歯列矯正とほうれい線には、直接的な関係はほぼないといわれています。
しかし、ほうれい線のできる位置が口元に近いため全く関係ないとも言い切れません。
歯列矯正をすることで、ほうれい線が目立つようになったと感じる方も実際にいるようです。
その理由について、詳しくみていきましょう。
歯列矯正でほうれい線ができるといわれる理由
歯列矯正でほうれい線が目立つように感じる可能性があるのは「出っ歯」を治療するときです。
いわゆる出っ歯の状態のことを、歯科では上顎前突といいます。
上顎が正常よりも前に突き出している状態にあるため、鼻の下あたりの皮膚は張っていることが多いです。
矯正治療で出っ歯の部分を引っこめると、今まで張っていた皮膚が緩みます。
その結果としてたるみが生まれ、ほうれい線が濃くなったように感じるのです。
同じような現象が、抜歯を伴う歯列矯正でも起こることがあります。
歯を抜いてスペースを作ることにより、口元の皮膚が緩むことが原因です。
実際には、濃くなったというより本来のほうれい線が現れてきた、という表現が適切であるといえます。
逆に歯列矯正でほうれい線が薄くなったという意見も
ほうれい線は歯列矯正とは直接的な関係性はない、と先ほどお話しました。
しかし、歯列矯正でほうれい線が薄くなったと感じる方もいらっしゃいます。
それは恐らく表情筋が鍛えられたことによるものではないか、と考えられています。
これには矯正治療を行うことでコンプレックスが解消されることが関係しています。
人前で躊躇なく話したり笑ったりできるようになることで、自然と表情筋が鍛えられていきます。
表情筋を使用することで顔全体がリフトアップされ、ほうれい線が薄くなったように感じるのです。
ほうれい線が目立ってしまう原因
ほうれい線が目立ってしまう原因は、主に次の通りです。
- ・肌のハリがなく、たるんでいる
- ・表情筋の減少や衰えがある
- ・肌が乾燥している
- ・むくみがある
- ・日常生活に癖がある
- ・顔立ちによるもの
簡単にまとめてみましたので、参考にしてみてくださいね。
肌のハリがなく、たるんでいる
ほうれい線が目立つ主な原因は、肌のたるみである、と言われています。
加齢とともに肌はたるみやすくなり、たるむことでほうれい線の溝がくっきりしやすくなります。
加齢によるたるみには、骨密度の減少や皮下脂肪の減少・皮膚の弾力の低下が影響しています。
表情筋の減少や衰えがある
表情筋とは、顔や頭にある筋肉で、顔の表情を作り出すことに関係しています。
「口角が下がっていると老けた印象になる」とよく言われますが、口角が下がるのは表情筋のひとつである口輪筋の衰えが原因です。
その他にも表情筋は30種類近く存在し、表情筋が衰え顔全体の皮膚が垂れさがった印象になると、ほうれい線も目立ちやすくなります。
肌が乾燥している
肌が乾燥すると、ほうれい線のような溝やシワなども目立ちやすくなります。
ハンドクリームを塗ったとたん、手が綺麗になったように感じるのと同じで、顔もしっかり保湿をしているほうが若々しく見えます。
年齢とともに皮脂の分泌が減り乾燥しやすくなるため、年齢に合った保湿が必要といわれています。
むくみがある
むくんでいると、余分な水分の重みで皮膚が垂れ下がってしまいます。
ですから、むくみはほうれい線が浮かび上がりやすくなる原因、ということになります。
日常生活に癖がある
片方ばかりで噛む癖がある・いつも左右の同じ側を下にして横向きに寝ているなど、日常生活の中にもほうれい線の原因は潜んでいます。
同じ側ばかり下にしているとそちらに垂れ下がりやすくなりますし、表情筋の使い方に左右差があるとどちらか片方のほうれい線だけ目立つ、ということも考えられます。
顔立ちによるもの
頬骨の位置や丸顔かどうかなども、ほうれい線の目立ちやすさに関わっています。
20代などでほうれい線が目立つ場合には、顔立ちによる場合が多いといわれています。
歯並びや歯ぐきの位置なども、関係しています。
ほうれい線が気になるときの対処法
歯列矯正の有無に関わらず、ほうれい線が気になる場合にはどのような対処方法があるのでしょうか?
ほうれい線の対処法の一例は、次の通りです。
- ・保湿などのスキンケアをする
- ・表情筋のトレーニングを行う
- ・むくみをとるマッサージをする
- ・美容医療を利用する
- ・生活習慣や癖を見直す
保湿などのスキンケアをする
ほうれい線の原因のひとつとして、肌の乾燥が存在します。
保湿することで、小ジワや溝を薄くする可能性があります。
UVケアもたるみ予防として効果的なので、取り入れてみると良いかもしれませんね。
表情筋のトレーニングを行う
口元にある口輪筋を鍛えることで、ほうれい線を薄くする効果が期待できます。
口輪筋は表情筋のひとつで、適度に鍛えてあげることでリフトアップに繋がります。
ただし、表情筋を鍛えすぎると筋肉が肥大化することで逆にほうれい線が目立ったり顔が大きく見えることがあるため、やりすぎには注意が必要です。
むくみをとるマッサージをする
老廃物が溜まると、顔がむくみほうれい線を目立たせることがあります。
リンパの流れをよくするようなマッサージで血行をよくしてあげるとよいでしょう。
ただし、表情筋のトレーニングと同様に、やりすぎは逆に肌の負担となる可能性があるので注意しましょう。
美容医療を利用する
ヒアルロン酸注入のような美容医療を利用することでほうれい線を目立たなくする方法もあります。
詳しい内容は美容医療専門機関で説明してもらえるはずですので、興味のある方は相談してみてもよいかもしれませんね。
生活習慣や癖を見直す
片方で物を噛む癖や頬杖・横向き寝・普段の姿勢など、ほうれい線を目立たせてしまう習慣を見直しましょう。
表情筋に左右差があると、片側だけほうれい線が目立つこともあります。
また、猫背など姿勢が悪い場合にも、顔の皮膚がたるんだりしてほうれい線の原因となるので意識してみてください。
まとめ
歯列矯正とほうれい線の関係性について、みていきました。
ほうれい線と歯列矯正には直接的な関係はないですが、顔つきが変化することでほうれい線の目立ち具合に影響することはあります。
ほうれい線を目立ちにくくする方法もいくつかご紹介しました。
歯列矯正と並行してほうれい線のケアも行うことで、歯列矯正終了後により自分に自信が持てるようになることもできるはずです。
歯列矯正は歯並びを整えることがメインですが、それ以外にも全身にさまざまな影響を及ぼします。
不安なことや気になることがあれば、歯科医院で先に相談しておきましょう。
当院では、矯正専門医としてこれまでにさまざまな症例を扱っています。
歯列矯正についてお悩みのことは、なんでもお気軽にご相談ください。
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