menu
close

ブログ

投稿日:2025.5.10

歯並びと口が閉じないこととは関係があるのですか?

こんにちは。渋谷矯正歯科です!
「気が付いたら口が開いている」「力を入れないと口を閉じることができない」といったお悩みはありませんか。
口が閉じにくいのにはさまざまな原因があり、歯並びもその一つです。
ここでは、お口を閉じにくくしている原因についてお話しします。

歯が出ている歯並びでは口が閉じにくい

鏡で前歯を見る女性

リラックスしているときや呼吸をしているとき、睡眠中も、口は閉じられているのが適切です。
何らかの原因で自然に閉じることができず、力を入れなければ口を閉じることができない場合は、改善が必要です。
口が閉じにくい原因はお一人お一人で異なりますが、

  • ・鼻炎による鼻づまり
  • ・お口周りの筋力の低下
  • ・歯並びやかみ合わせ

などが考えられます。
アレルギー性鼻炎や花粉症などで鼻炎になると鼻呼吸がしにくくなり、口で呼吸するために口が開いたままになることがあります。
また、お口を閉じるためには、お口周りの筋肉が十分に機能していなければいけません。
そのため、筋肉が未発達な小さいお子さんや、お口周りの筋力が低下してきたシニア世代の方などは、口が開いたままになりやすいのです。
歯並びかみ合わせも口が閉じにくい原因の一つです。
特に、唇側に上下の歯が傾斜している状態では、完全に閉じることができない場合があります。

口を閉じにくい歯並びとは

歯を指差す女性

歯並びの中でも、

  • ・上の歯が下の歯よりも前に出ている「出っ歯」
  • ・下の歯が上の歯よりも前に出ている「受け口」
  • ・かみ合わせたときに上下の歯にすき間ができる「開咬」
  • ・上下の歯が前に出ている「開咬」

といった歯並びの場合は、意識しないと口が開いてしまうことが多くなりやすいでしょう。

上の歯が前に出ている「上顎前突」

上の前歯が下の歯よりも前方に突出している歯並びが「上顎前突(じょうがくぜんとつ)」で、出っ歯ともよばれています。
上の前歯が前に突き出ているため、口を閉じたときに上の前歯が妨げになります。
上顎前突は日本人に多い歯並びです。
上顎が下顎にくらべて過剰に発達した場合や、反対に下顎が発達しなかった場合は、歯並びがキレイでも「出っ歯」になります。
また、指しゃぶりや爪を噛むクセ、舌で前歯を押すクセなどが原因で、歯が傾いて「出っ歯」になる場合もあります。

下の歯が前に出ている「下顎前突」

下顎が前方に突出している歯並びが「下額前突(かがくぜんとつ)」で、「受け口」「しゃくれ」ともよばれています。
「受け口」になるのは、下顎が大きい・上顎が小さいといった「骨格の特徴」が原因となっている場合や、上の前歯が内側に傾いていたり下の前歯が外側に傾いていたりといった「歯の傾斜」が原因となる場合があります。
下顎の骨が大きく成長する思春期のころに症状が悪化することがありますので、注意が必要です。
また、舌の位置や口呼吸などが原因となる場合もあります。

前歯がかみ合わない「開咬」

開咬は、「奥歯はかみ合っていても、前歯がかみ合っていない歯並び」です。
歯を閉じたときに、上下の前歯にすき間ができるため、口を完全に閉じるのが難しくなります。
歯の傾斜や骨格などが原因と考えられますが、指しゃぶりや舌で前歯を押すクセが原因となることもあります。

上顎も下顎も出ている「上下顎前突」

上下の前歯が前へ傾いている状態で、口元がゴボッと前に出て見えることから「口ゴボ」ともよばれています。
舌で前歯を押す力が強い場合や、お口周りの筋力が弱い場合に、前歯が傾きやすくなります。

口が閉じにくいとどのようなリスクがある?

口を手で隠す女

口が閉じにくく開いたままになっていると、次のようなリスクがあります。

歯並びが悪くなる

口が開いていると唇に力が入りにくく、唇の力が弱まる傾向があります。
唇の力に対して舌が前歯を押す力が強いと、出っ歯の症状が悪化する可能性があります。

むし歯や歯周病、口臭のリスクが高まる

口が開いていると、唾液の量が減少して口内が乾燥します。
その結果、食べものが歯に付きやすくなり、歯垢の量が増加します。
むし歯や歯周病の原因となる細菌が増殖することで、むし歯や歯周病になるリスクが高まるのです。
また、口臭の原因にもなります。

特定の歯に負担がかかる

出っ歯や受け口などの不正咬合が原因で口が閉じにくい場合は、力が均等にかからず特定の部分に負担がかかります。
その状態が長期にわたると、歯が欠けたり割れたりする恐れがあります。
歯ぐきに過度な負担がかかると、歯周病の進行を早める恐れがある点にも注意が必要です。

口が閉じにくい歯並びは矯正で治せる?

歯の模型を持つ女性の歯科衛生士

歯並びに問題がある場合は、矯正治療で治すことができる可能性があります。
歯並びの状態によって異なりますが、渋谷矯正歯科では次のような矯正治療をご提案することが可能です。

ワイヤーを使った固定式の矯正治療

歯の表面に小さな四角のブラケットを取り付けて、ブラケットの溝にワイヤーを通します。
矯正装置を通して歯に力を加えて、少しずつ動かす治療法です。

裏側矯正(舌側矯正)

歯の裏側(舌側)に装置を取り付けるのが、「裏側矯正(舌側矯正)」です。
表側でなく裏側に取り付けるため、お口を開けたときに目立ちにくく、治療中の見た目が気になる方におすすめです。
特に、上顎を内側に引き込む力が強いため、出っ歯の治療には適しています。

表側矯正

表側矯正は、歯の表側に矯正装置を取り付けます。
矯正治療の中で歴史が古く、さまざまな症例に対応できる治療法です。
お口を開けたときに矯正装置が見えますが、目立ちにくい色の装置を選べる場合もあります。

ハーフリンガル矯正

ハーフリンガル矯正では、目立ちやすい上の歯は裏側(舌側)に、お口を開けたときに目立ちにくい下の歯は表側に矯正装置を取り付けます。
表側矯正裏側矯正(舌側矯正)のそれぞれのメリットを活かしながら、デメリットを補う治療法です。
発音や滑舌への影響を抑えながら、審美性を保つことができます。

マウスピース型矯正装置を使用した矯正治療

取り外し式で目立ちにくい透明のマウスピース型矯正装置を使用する治療法です。
マウスピース型矯正装置は取り外し式で、食事や歯磨きの際はご自身で取り外していただくことが可能です。
また、お口に装着していても目立ちにくいことから、周りに知られずに矯正治療をしたい方という方にも選ばれています。
ただし、治療を成功させるためには、マウスピース型矯正装置の装着時間などの管理が必要です。

外科矯正

上顎、下顎のどちらかが大きすぎる場合や大きく出ている場合など、顎の骨格自体に問題があり、矯正治療だけでは歯列やかみ合わせを整えることができない場合は、外科手術と矯正治療を組み合わせた「外科矯正」をご提案します。
当院では、外科手術を先に行ってから矯正治療に移行する「サージェリーファースト」を採用しています。

口が閉じにくいと感じたら「渋谷矯正歯科」にご相談ください

渋谷矯正歯科のユニット

お口が開いたままの状態が長くなるようでは、お口そして全身の健康にも影響をおよぼす恐れがあります。
渋谷矯正歯科では、お一人おひとりのお話をしっかりとおうかがいし、デジタル技術を活用し精密な診断を行います。
患者さんのニーズにきめ細やかに応えられるように、さまざまな治療方法をご用意していますので、どのようなことでもまずはお気軽にご相談ください。
渋谷駅から徒歩3分のところにあり、お仕事の帰りやお買い物の途中に立ち寄っていただけます。
▶︎当院の治療内容は「こちらのページ」をご確認ください。
▶︎初めての方はこちらの「カウンセリング予約」からご相談ください。
歯列矯正の「カウンセリング」とは?

※矯正歯科治療は公的医療保険適用外の自費(自由)診療となります。
※マウスピース型カスタムメイド歯科矯正装置は、日本では完成薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となることがあります。

関連ページ

« »