投稿日:2026.3.11
歯ぐきが出て見えるのはなぜ?矯正で治るケースと治らないケース
こんにちは、渋谷矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます。
横から見た時に、「歯ではなく歯ぐきが出ている」と感じたことはありませんか?
笑った時に歯ぐきが見える状態を気にされている患者さまは、実は少なくありません。
渋谷矯正歯科にも、このようなご相談が多く寄せられます。「矯正で改善できるのか」「完全に治すことができるのか」といった疑問を持つ方も多いでしょう。
実は、歯ぐきが出て見える原因は一つではなく、複数の要因が関わっているため、原因によって矯正で改善できるケースと難しいケースに分かれます。
今回は、歯ぐきが出て見える理由と、矯正で改善できるケース、治療の限界について、次の項目から詳しく解説いたします。
目次
なぜ歯ぐきが出て見えるの?

歯ぐきが露出している状態は、医学的な用語で「ガミースマイル」と表現されることもあります。
この状態の原因は、実は複数存在し複合的に関わっていることも珍しくありません。
正確な原因を理解することが、最適な治療方法を選択する第一歩となります。
1. 歯の位置が原因のケース
最も矯正で改善しやすいのが、歯の位置が原因のケースです。前歯が唇側(口の外側)に傾いていたり、前歯全体が前方に出ていたりする場合、歯ぐきの露出が多くなります。
このような場合、矯正治療により歯を後方に移動させることで、見た目を改善することができます。
歯の位置に関わる問題は、矯正治療が最も得意とする領域です。
2. 骨格が原因のケース
上あごが出ていたり下あごが下がっていると、笑ったときなどに歯ぐきが出やすいことがあります。
このような骨格的な問題が関わっている場合、歯の移動だけでは完全な改善が難しい可能性があります。骨格の問題は、矯正治療の範囲を超えることがあるのです。
3. 唇や筋肉の動きが原因のケース
笑うときに上の唇がぐっと持ち上がったり、唇の筋肉がよく動くタイプの方は、歯ぐきが見えやすくなることがあります。
実は、歯や骨にトラブルがなくても、見た目として歯ぐきが出ているように感じることもあるんです。
これらの要因がどの程度関わっているかは、患者さまによって大きく異なり、正確な診断には詳細な検査が必要です。
矯正で改善できるケース

矯正治療で歯ぐきが出て見える状態を改善できるのは、主に歯の位置や角度に問題がある場合です。
前歯の傾斜や位置が原因の場合
上の前歯が外側に傾いている、または前歯全体が前方に位置している場合、矯正治療により歯を直立させたり、後方に移動させたりすることで改善できます。
ワイヤー矯正やマウスピース型矯正を用いて、歯の角度や位置を調整することで、見た目を大きく改善することが可能です。
特にマウスピース型矯正は、段階的に歯を移動させるため、見た目の変化が自然で、患者さまが実感しやすいという利点があります。
歯の高さが不揃いな場合
上の前歯の高さがばらばらで、笑った時に歯ぐきが多く見える場合も、矯正治療により各歯の高さを揃えることで、見た目を整えることができます。
改善のメカニズム
矯正治療により歯が移動する際、歯を支える骨もある程度動きます。そのため、歯の移動に伴って歯ぐきの位置もわずかに変わることがあります。
ただし、矯正治療で動かせるのは歯であり、骨そのものを大きく動かすことはできません。そのため、改善の程度には限界があります。
個人差はありますが、歯の移動に伴う骨の動きにより、ある程度の見た目の変化が期待できるでしょう。
矯正では難しいケース

一方で、矯正治療では改善が難しいケースも存在します。
・骨格に大きな問題がある場合
上顎の骨が前方に大きく突出している、または下顎が後ろに大きく引っ込んでいるなどの骨格的な問題がある場合、矯正治療だけでは解決できません。
このような場合、外科矯正を検討する必要があります。
外科矯正は、矯正治療では改善できない大きな骨格的な問題に対して、手術により骨の位置を修正する治療方法です。
・唇や筋肉の働きが強すぎる場合
笑うときに上の唇がぐっと持ち上がり、歯ぐきがたくさん見えてしまうタイプの方は、矯正治療では改善が難しいことが多いです。
このような場合、注射による治療や筋弛緩作用のある製剤を注入することで、唇の動きを抑え、笑ったときに見える歯ぐきの量を減らすことができます。
・完全な改善は難しい可能性
矯正治療によってある程度の改善は期待できるかもしれません。しかし、骨格や筋肉の動きに大きな問題がある場合は、完全に治らないこともあります。
このような場合、「どの程度の改善を望むのか」という患者さまの希望と、「実際にどの程度改善が可能なのか」という医学的な見通しをしっかり話し合う必要があります。
見た目を改善するための検査と診断

歯ぐきが出て見える原因を特定し、最適な治療方法を選択するためには、詳細な検査が必要です。渋谷矯正歯科では、以下のような検査を行います。
セファロ分析
セファロ分析は、頭部のX線写真を撮影し、骨格や歯の位置を詳細に分析する検査です。
この検査により、歯ぐきが出て見える原因が、歯の位置に関わるものなのか、骨格に関わるものなのかを判断することができます。矯正治療の基本的かつ重要な検査方法です。
CT検査と口腔内写真
より詳細な診断が必要な場合は、CT検査を行い、骨の形状や歯根の位置を3次元的に確認します。
また、笑った時の顔の表情を複数の角度から写真撮影し、治療後の変化を客観的に評価します。
診断と治療計画の立案
これらの検査結果に基づいて診断を行い、最適な治療方法を提案いたします。
矯正治療で改善が期待できる場合はその旨をご説明し、難しい場合は他の治療選択肢について、詳しくご説明していきます。
複数の治療選択肢を検討しよう

歯ぐきが見える悩みを解決するには、一つの治療方法だけではなく、複数の選択肢を検討することもポイントです。
まずは、矯正治療でどの程度の改善が期待できるのかを、詳しく検査・診断することが重要となってきます。歯の位置に問題があるケースであれば、矯正治療により大幅な改善ができます。
矯正治療だけでは不十分な場合、他の治療方法と組み合わせることで、より満足できる結果が得られる場合も。
例えば、矯正治療と注射による治療の組み合わせや、矯正治療と外科矯正の組み合わせなど、複数の選択肢が考えられます。
最も大切なのは、どの程度の改善を望んでいるのか、どのような治療なら受けたいのかという患者さまのご希望です。
渋谷矯正歯科では、疑問点や不安点についてしっかり質問に答えてくれるカウンセリング環境を整えています。
治療の可能性・限界・複数の治療選択肢について、わかりやすく丁寧にご説明させていただき、ご希望と医学的な見通しを踏まえて、最適な治療方法を一緒に選択していきましょう。
原因を見極めて最適な治療法を選びましょう
歯ぐきが見える原因は、大きく分けると「歯の位置」「骨格」「唇や筋肉の動き」の3つに分類できます。
矯正治療で改善が期待できるのは、主に歯の位置や角度に問題があるケースです。
矯正治療により歯が移動する際、歯を支える骨もある程度動くため、歯ぐきの位置もわずかに変わることがあります。
ただし、矯正治療で動かせるのは歯であり、骨そのものを大きく動かすことはできません。そのため、改善の程度には限界があり、個人差も大きいのです。
骨格や唇・筋肉の動きに大きな特徴がある方は、矯正だけで歯ぐきの見え方を完全に改善するのは難しいでしょう。
このような場合でも、外科矯正や注射による治療など、複数の治療選択肢が存在します。
渋谷矯正歯科では、詳細な検査と診断を行い、患者さまとのカウンセリングを通じて、最適な治療方法をご提案させていただきます。
歯ぐきが出て見える悩みをお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。
当院のカウンセリング予約はこちらからhttps://plus.dentamap.jp/apl/netuser/?id=3211&_gaid=638366815.1626684916





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