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投稿日:2025.7.4

インビザラインの効果はいつから実感できる?変化の目安や効果を高める方法

皆様、こんにちは。
渋⾕矯正⻭科・キュア矯正⻭科グループの「渋谷矯正歯科」です!
渋谷駅から徒歩3分で到着できます!

歯並びを治すときマウスピース型矯正を考えている方もいらっしゃると思います。
当院ではマウスピース型矯正のうち「インビザライン」も取り扱っています。
今回は、インビザラインの効果はいつから実感できるのか、変化の目安や治療の効果を高める方法などを解説します。

インビザラインの効果はいつ実感できるの?

インビザラインのイメージ画像

インビザラインの効果を実感するには半年くらいかかるのが平均的です。
治療開始時の歯並びと比べて目で見て歯並びが改善したと感じるのは数ヶ月経ってからのことが多いでしょう。
ただし、インビザラインで治療をしても初めのうちは効果がないわけではありません。
そもそもインビザラインの歯列矯正では1枚のトレーで0.25mmくらいを目安に歯をゆっくり動かします。
そのため、数枚のトレーを使用してすぐに歯並びに変化を感じる方が少ないのです。

そうはいっても1mmでも歯が動けば歯並びが改善していると実感する方もいらっしゃいます。
矯正治療の効果に関しては個人差にもよりますので、一概にいつ実感できるとはいいきれません。
目で見て歯並びが変わったと感じるまでは数ヶ月かかることが多いですが、1枚のトレーを使用した後に歯並びはたしかに変化していますので安心してください。

インビザラインとワイヤー矯正の効果の違い

インビザラインとワイヤー矯正の比較イメージ

インビザラインワイヤー矯正の効果の違いは異なることがあります。

歯列矯正では主に以下の段階を踏んで歯並びを整えます。

  1. レベリング:全ての歯を適切な位置に整列させる
  2. スペースマネージメント:歯を並べる空隙確保や抜歯空隙閉鎖を確保
  3. ディテーリング:細かい歯並びの調整と上下の歯を噛ませる

この3つの段階のタイミングもインビザラインとワイヤー矯正では異なります。

インビザラインの場合

インビザラインでは、

  1. スペースマネージメント:歯を並べる空隙確保や抜歯空隙閉鎖を確保
  2. レベリング:全ての歯を適切な位置に整列させる
  3. ディテーリング:細かい歯並びの調整と上下の歯を噛ませる

この段階がほぼ同時に進行します。
そのため、すべての歯が一気に動くのが特徴で効果を感じられるのが早いかもしれません。
明確にはステップが分かれていないのですが、1本でも歯の動きが遅い歯があるとロスタイムが生まれるのがデメリットです。
また、インビザラインで歯並びを整えるときは、「押す力」を中心に歯を動かします。
歯の噛む面や側面などを覆うようにトレーを装着するのですが、歯のくぼみや歯の表面に装着する樹脂(アタッチメント)に力を加えて動かすのです。
そのため、インビザラインでは歯を後方に動かすことを得意としている治療方法です。

抜歯をしなくてもすべての歯を全体的に後方に動かすことで出っ歯や受け口を改善することができます。
ただし、歯を前方に動かす力や歯を垂直方向へ動かすことには向いていません。
トレーを付けていることで歯が歯ぐき側に動いてしまうため噛み合わせが甘くなるデメリットもあるのです。

ワイヤー矯正の場合

ワイヤー矯正では、

  1. レベリング:全ての歯を適切な位置に整列させる
  2. スペースマネージメント:歯を並べる空隙確保や抜歯空隙閉鎖を確保
  3. ディテーリング:細かい歯並びの調整と上下の歯を噛ませる

このステップで治療が進みます。
1ステップずつ進みますので、一度にすべての歯を動かすとは限りません。
ワイヤー矯正では本当に治療が進んでいるの?と疑問に感じることもあるでしょう。
細かい歯並びの調整をする最終段階では1ヵ月前とそんなに歯並びが変わっていないと不安になることもありますが、これはワイヤー矯正の特徴でもありますので安心して治療を進めましょう。

インビザラインで効果が実感できない原因

2つのものを比較する女性のイメージ

インビザラインで効果が実感できない原因は以下が挙げられます。

装着の方法が誤っている

装置の装着方法が誤っている場合は効果が感じられません。
装置はすべての歯にしっかり装着していないと適切な力が歯にかかりません。
一箇所でもトレーが浮いていると治療は計画通りに進みませんので注意しましょう。
装着できない理由として、歯並びが後戻りしているケース、歯の表面に付けているアタッチメントが取れているケース、装置が破損しているケースなどが挙げられます。

装着時間が短い

装置の装着時間が短いともちろん歯並びは改善されません。
基本的にインビザラインは食事や歯磨き以外の時間は装着することが望ましいですが、装置を外すと歯に力がかからないためうっかり外したままにしないようにしましょう。
最悪の場合は歯並びが後戻りして、1ステップ前のトレーに戻らないといけない場合もあります。

トレーの交換のタイミングが悪い

マウスピース型のトレーの交換のタイミングは、10~14日くらいが平均的です。
歯の動きや歯並びの状態、使用する時間によって交換のタイミングは歯科医師からお伝えいたします。
しかし、自己判断により装着するトレーを早めに交換すると歯の根っこに負担がかかってしまうリスクがあり逆効果です。

口腔内の環境が悪い

口腔内の環境が悪いと歯並びの改善がしにくい傾向があります。
たとえば、虫歯歯周病に罹患していると計画通りに治療が進まないことがあります。
虫歯や歯周病が発見された場合には、矯正治療よりも先に一般歯科での治療を優先していただくこともあります。

マウスピース型矯正が向いていない

マウスピース型矯正がそもそも向いていない歯並びであれば効果を感じにくい可能性があります。
たとえば顎の骨が大きすぎるなど骨格に問題がある場合は、マウスピース型矯正だけでは効果が得られないため外科手術をご提案させていただくことがあります。
外科手術の場合は基本的にワイヤー矯正に移行していただきますので、そちらも含めて治療計画を立てましょう。

インビザラインの変化の目安

インビザラインを指差す歯科衛生士のイメージ

インビザラインの変化の目安は以下を参考にしましょう。

ゆるやかな痛みがある

インビザラインをはじめてすぐはゆるやかな痛みを感じる場合があります。
痛みはほとんどないといわれるインビザラインですが、人によって痛みの感じ方は異なりますので歯を締め付けるような違和感があることも。
しかし、これは歯が動いている証拠で歯並びが悪い部分こそこのような違和感が現れます。

半年以上たった

治療から半年を目安に治療前の歯並びと比較してみましょう。
渋谷矯正歯科ではインビザラインの治療前にデジタルスキャンしたデータを保存していますので、治療途中にもお気軽に比較などのご相談をしてくださいね。

歯並びの写真を撮る

歯並びが改善しているか知りたい方は写真を撮ることもおすすめです。
毎日見ていると歯並びの変化を感じにくいかもしれませんが、1か月おきなど同じ条件で写真を撮るとよいでしょう。

インビザラインで効果を高める方法

効果がアップするイメージ

インビザラインで効果を高めるためには、以下の方法をすべて守ることが望ましいです。

装着時間を守る

装着時間は1日20~22時間以上が推奨されています。
歯科医師の指示に従って装着時間を守りましょう。

口腔内や装置を清潔に保つ

虫歯や歯周病に罹患していると治療に支障が出ることがありますので、口腔内や装置は清潔に保つことが重要です。
矯正治療中は計画通りに進めるためにもとくにセルフケアに力をいれましょう。

チューイの使用

装置を適切にしっかり装着するためにチューイと呼ばれるシリコン製の器具を噛んでいただく方法があります。
インビザラインを正しく装着するためにもチューイを使用してみましょう。

破損したら1ステップ前後の装置へ

装置が破損したら放置せずに1つ前もしくはその後の装置を一時的に装着するとよいです。
装置が破損したら矯正歯科に相談していただくことでトラブルを防げますので、困ったときは早めにご連絡ください。
現在の破損した装置を何日くらい装着しているかでどのステップのトレーを装着するのかなどご案内させていただきます。

予定通り通院する

インビザラインに限ったことではありませんが、矯正治療中は予定通りに通院しましょう。

まとめ

インビザラインの歯列矯正をしている女性のイメージ

インビザラインの効果をいつから感じるかは個人差があります。
数ヶ月で効果を感じる方もいれば、半年以上経過してから効果を感じる方もいらっしゃいます。
また、重度の歯並びの方の方が数mm動いただけでも効果を感じやすいかもしれません。
効果を感じていなくても適切な時期にトレーを交換していれば治療は計画通りに進んでいますので、不安なことや疑問点がありましたらお気軽にご相談ください。
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