投稿日:2025.5.21
高いのには理由がある!?裏側矯正(舌側矯正)について
こんにちは!東京の渋谷にある歯列矯正の専門クリニック「渋谷矯正歯科」です☆
矯正にはいくつか種類があり、それぞれメリットとデメリットがあります。
治療をスタートする前に、その特徴を比較してご自分に合った方法を選択することが大切です。
裏側矯正(舌側矯正)は装置がほとんど見えないため、矯正装置の見た目が気になる方におすすめの方法ですが、ほかの方法と比較すると高い傾向があります。
その費用には、いくつか理由がありますので、裏側矯正が費用の理由について詳しくご紹介します。
目次
裏側矯正(舌側矯正)とは
裏側矯正(舌側矯正)は、歯の裏側に矯正装置をつけるため、矯正期間中の装置がほとんど見えないという特徴があります。
矯正装置が目立ってしまうことが気になり、矯正治療を迷っている方におすすめの方法です。
内側から矯正力をかける方法のため、出っ歯や受け口などの内側に歯を動かす歯並びを効率的に動かすことができます。
歯の裏側を舌側(ぜっそく)ということから、舌側矯正と呼ばれることもあります。
裏側矯正(舌側矯正)と表側矯正の違い
表側矯正はその名の通り歯の表側に装置をつける方法で、歴史があり多くの症例があります。
矯正治療の中では、比較的矯正費用を抑えて治療ができるメリットがありますが、矯正中の装置の見た目が気になってしまうことがあります。
金属の装置が主流でしたが、白や透明のブラケットも選択できるようになり、矯正中の見た目が分かりにくくなりますが、装置の分、厚みが出てしまう点があります。
一方、裏側矯正は歯の裏側に装置をつけるため、唇に厚みが出ることもなく、矯正装置がほとんど見えにくい方法です。
表側矯正も裏側矯正(舌側矯正)も固定式の矯正方法のため、基本的に歯を動かしている期間は、矯正装置がついています。
矯正前の歯並びの状態にもよりますが、表側矯正と裏側矯正(舌側矯正)の矯正期間は同程度で2~3年程度のことが多いでしょう。
裏側矯正(舌側矯正)とマウスピース型矯正の違い
マウスピース型矯正は、お口の中をスキャンしてぴったり合ったマウスピースを作製し、少しずつ形の違うマウスピースに交換することで、歯並びを整えていく方法です。
透明の薄いマウスピースを使用するため矯正中の見た目も目立ちにくく、取り外しが可能です。
そのため、食事や歯磨きなど矯正前と同様に過ごすことができます。
裏側矯正(舌側矯正)との大きな違いは、取り外しができるため自己管理が必要な点です。
1日20~22時間の装着が必要ですが、食事の後など装着しない時間が多くなると、治療計画通りに歯が動かない可能性があります。
裏側矯正(舌側矯正)が高い3つの理由
矯正装置は、大きく分けて裏側矯正(舌側矯正)、表側矯正、マウスピース型矯正の3つがありますが、その中でも裏側矯正(舌側矯正)は比較的費用が高い傾向がありますので、その理由をご紹介します。
高度な専門性と技術が必要
裏側矯正(舌側矯正)は歯の裏側に装置をつけるため、高度な専門性と技術力が必要です。
表側矯正は歯の表側に装置をつける分、装置がつけやすい傾向があります。
一方、裏側矯正は歯と歯の距離も近く、歯の内側の形態も複雑になっているため、一度模型上で角度や位置を確認して装置をつける方法が一般的です。
このように、正しい位置に装置をつける技術や経験が必要になります。
そのため、歯科医師の技術力や専門性が治療費用にも反映されています。
調整に時間がかかりやすい
ワイヤー矯正は3~6週間程度に1度調整を行いますが、裏側矯正(舌側矯正)は、狭い部分で調整を行うため、表側矯正と比較すると細かな調整が必要で難易度が上がります。
1回の調整の時間が長くなる傾向になり、費用に反映されやすいです。
当院では、裏側矯正(舌側矯正)は、基本的にセルフライゲーションブラケットを使用しているため、ワイヤーと固定する必要がなく、調整の時間を軽減できます。
矯正装置がオーダーメイドのため
表側矯正は一般的に既成のブラケットを使用しますが、裏側矯正はお口に合った矯正装置をオーダーメイドで製作します。
歯の内側は複雑な形態をしており、患者様の歯並びに合わせて製作するため費用が高くなります。
裏側矯正(舌側矯正)の6つのメリット
裏側矯正(舌側矯正)には6つのメリットがありますので、ご紹介します。
矯正装置が目立ちにくい
歯の裏側に装置がついているため、大きく口を開けないと周囲の方に装置が見えることがほとんどありません。
仕事などで話す機会が多く、矯正装置の見た目が気になる方におすすめです。
虫歯や歯周病になりにくい
歯の裏側には唾液線があるため、唾液の効果を得やすい特徴があります。
唾液には、汚れを洗い流す作用や歯の再石灰化を促進するなど口内環境を整える働きがあります。
舌で歯を押すくせを改善しやすい
歯並びは日常の悪習癖でも悪くなり、矯正治療の妨げにもなります。
歯で舌を押すくせは、歯が前に出やすくなりますが、矯正装置が付いていることで歯を押すくせが改善しやすくなります。
食事の時に外見を気にしなくてよい
矯正装置の間に食べ物が挟まりやすいですが、歯の裏側についているため外見を気にすることが少なくなります。
ただし、そのまま放置してしまうと口臭や虫歯の原因になるため、食後は歯磨きをしましょう。
治療可能な症例が多い
裏側矯正(舌側矯正)は細かく調整ができるため、治療可能な症例が多くなります。
矯正中もオフィスホワイトニングができる
歯の表側には装置がついていないため、矯正期間中でも歯医者で行うオフィスホワイトニングをすることができます。
裏側矯正(舌側矯正)の3つのデメリット
矯正装置に慣れるまで発音に影響がある場合がある
裏側矯正(舌側矯正)は歯の裏側に装置が付くため、舌の動きが制限される場合があります。
そうすると、慣れるまで発音がしにくくなることがあります。
「サ行」「タ行」「ナ行」が舌を歯につけて発音する必要があるため、話にくさを感じる場合がありますが、徐々に慣れてくることが多いでしょう。
歯磨きがしにくくなる
矯正装置がついていない時も歯の裏側は歯磨きがしにくい部分です。
さらに矯正装置がついているため、歯ブラシが当たりにくくなります。
表側矯正よりは虫歯になりにくいですが、汚れが残ったままになっていると虫歯や歯周病のリスクがあります。
歯ブラシが当たりにくい部分は毛束が1つになっているタフトブラシや矯正用デンタルフロスなどを併用して細かい汚れを落とすことが大切です。
汚れが落としにくい部分は、調整の時に磨き方のコツを聞くこともできますので、苦手な部分はお気軽にご相談ください。
表側矯正と比較すると費用が高い傾向がある
表側矯正は矯正治療の中でも費用を抑えて治療ができる傾向があります。
一方、裏側矯正は矯正装置が見えにくいなど多くのメリットがありますが、矯正費用が少し高くなります。
費用に関しては、デンタルローンやクレジットカード払いなどにも対応していますので、費用のご質問はお気軽にご相談ください。
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裏側矯正(舌側矯正)が高い理由についてのまとめ
裏側矯正(舌側矯正)は、一人一人オーダーメイドの矯正装置を作製し、矯正中の装置の見た目もほとんど分かりにくい矯正方法です。
矯正がスタートすると治療期間が2~3年程度かかることも多く、矯正装置の見た目が気になる方は大きいメリットといえるでしょう。
当院は、数多くの裏側矯正を行っていますので、お気軽にご相談ください。
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