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投稿日:2025.6.5

歯列矯正中でも海外旅行や長期出張はできる?気をつけるポイントについて

こんにちは。渋谷矯正歯科です。
矯正治療は、ほかの歯科治療と比べて治療期間が長くなる傾向にあります。
その期間中に、長期の出張海外旅行の予定が入ることもあるでしょう。
その場合、どのような点に気を付ければいいかについてお話しします。

歯列矯正治療中でも海外旅行は可能です

旅行している女性イメージ

歯列矯正治療中であっても、海外旅行に行くことはできます。
短期間の旅行であれば一時的に装置を外して治療を中断し、帰国後に装置を着け直して治療を再開する場合もあります。
ただし治療を中断した場合、その期間の分だけ治療期間が長くなるとお考えください。
治療を中断することなく、装置をつけたまま長期出張や海外旅行に行く場合は、以下の点に注意して、しっかりと対策していただく必要があります。

マウスピース型矯正治療の場合

マウスピース型矯正の装置イメージ

マウスピース型矯正治療の場合、治療計画におよぼす影響を最小限にするためには次の点に気を付けましょう。

  • ・マウスピース型矯正装置の装着時間を守る
  • ・お口のケアをしっかりと行う
  • ・ひとつ前のマウスピース型矯正装置を持参する

旅行中は飲食の回数が増えることもあるでしょう。
食事の回数が増えるとその分、マウスピース型矯正装置の取り外しの回数が多くなります。
マウスピース型矯正装置を取り外している時間が長くなると、歯が前の歯並びに戻ってしまう恐れがあります。
(▶︎矯正の「後戻り」について
食後はしっかりと歯を磨いてから、できるだけ早く矯正装置をお口に装着するようにしてください。

旅行中は歯磨きする時間や場所を見つけられず、歯磨きが不十分になることもあるでしょう。
マウスピース型矯正装置をお口に装着したまま水分を摂ったり、十分に歯を磨かずに装着したりすると、虫歯になるリスクが高まるだけでなく、矯正装置の変色や変形の原因となるため注意が必要です。

マウスピース型矯正装置を取り外したときは、紛失しないように専用のケースに入れて保管してください。
マウスピース型矯正装置を紛失した場合は、ひとつ前の段階の矯正装置を使用することで、歯並びの後戻りを防ぐことができます。
専用のケースとひとつ前のマウスピース型矯正装置を忘れないように持っていきましょう。

ワイヤー矯正治療の場合

ワイヤー矯正の装置模型

ワイヤー矯正装置は、マウスピース型矯正装置のように取り外すことができません。
そのため飲食や歯磨きなどに注意が必要です。
旅行中はいつもとは違う環境で、いつもとは違う食事をとる機会が多いでしょう。

食事を選択する際は、次のものはできるだけ避けるのがおすすめです。

  • ・ガムやキャラメル、お餅など粘着性のある食べもの
  • ・かたいもの
  • ・弾力のあるもの

食べものが装置にからまったままの状態でいると、虫歯のリスクが高くなります。
無理に外そうとすると、矯正装置が破損してしまう恐れもあります。
旅行中に矯正装置が破損するとすぐに対処できないため、できるだけ矯正装置に影響がでない食事を心がけてください。

とはいっても、食事は旅行中の楽しみのひとつですよね。
かたいものや弾力のあるものを食べるときは、かぶりつくのではなく、できるだけ小さくカットしてから食べるようにすることで、矯正装置への影響を抑えることができます。
万が一、矯正装置が破損した場合は、帰国後すぐに歯科を受診してください。

また、ワイヤー矯正治療中の方は、ワックスを持っていくのがおすすめです。
装置がズレてしまったときの応急処置や、慣れない食事や生活リズムの乱れなどで口内炎ができたときなどに、ワックスをつけて装置を保護することができます。

旅行中も、旅行前と同じように毎食後、歯を磨くのが理想です。
携帯用歯ブラシセットを持ち歩くといいですね。
どうしても歯磨きができない場合は、「歯間ブラシだけでもする・うがいをする」といった工夫をするようにしましょう。

矯正治療中の長期出張で気を付けたいこと

ポイントと書かれたメモ

矯正治療中に長期出張の予定が入った場合は、できるだけ早く日程をお知らせください。
治療を始める前から長期出張の予定がわかっている場合は、治療時期をずらすことをおすすめする場合があります。
なぜなら、矯正治療を始めて間もないころは痛みを感じやすいからです。
矯正治療を始めてから、長期出張の予定が入った場合は、出張期間の長さや装置の種類によって対応を検討します。

マウスピース型矯正治療の場合

マウスピース型矯正の装置模型

マウスピース型矯正治療では、事前に複数のマウスピース型矯正装置をお渡しし、スケジュールに従って次の段階の矯正装置に交換していただきます。
治療期間中は、1〜3ヶ月に1度の間隔で定期検診にお越しいただくのが基本です。

長期の出張となる場合は、患者様のお口の中の状況や治療の進み具合などによって対応が異なるため、出張が分かった時点でできるだけ早くご相談ください。
治療を継続して行う場合は、出張先でもマウスピース型矯正装置の装着ルールを守っていただくことで、計画通りに治療を進められます。

マウスピース型矯正装置の管理を行うためには、専用のケースが必要です。
取り外したときは専用のケースに入れることで、紛失や破損を防ぐことができます。
万が一、破損や紛失したときのために、ひとつ前のマウスピース型矯正装置を出張に持参するのを忘れないでください。

ワイヤー矯正の場合

ワイヤー矯正の装置模型

ワイヤー矯正治療中は、3~6週間に1回のペースで来院いただき、お口のチェックや装置の調整を行うのが基本です。
1ヶ月程度の出張であれば、出張中に装置の破損がなければ治療に影響をおよぼすことはないと考えられます。
食べるものに気を付けて、食後は丁寧に歯を磨くようにしてください。

数ヶ月から年単位の出張になると、一時的に矯正装置を外して、後戻りを防止する装置をつけていただく場合があります。
その場合は、出張が終わってから再び装置を取り付けて矯正治療を再開します。

歯列矯正中の旅行や出張に関するご質問は「渋谷矯正歯科」まで

矯正装置の模型で説明する歯科医師

矯正治療中に旅行や長期出張に行くことになった場合は、担当の歯科医師に相談しましょう。
矯正治療中でも旅行や出張に行くことは可能ですが、トラブルが起きても、かかりつけ歯科を受診できないため、できるだけトラブルが起きないように気を付けることが大切です。
旅行中も、お口の中を清潔に保つために、使い慣れた歯ブラシデンタルフロスを持ち歩きましょう。

ワイヤー矯正を行っている方は、ワイヤーが破損した場合の対処法などを事前に確認しておくことで、万が一の事態が起きても落ち着いて対応できます。
出発直前に矯正装置を調整すると予期せぬ痛みが生じる場合がありますので、直前の調整は避けましょう。

マウスピース型矯正治療を行っている方は、旅行中も矯正装置の装着時間をしっかりと守ってください。
破損や紛失したときのために、ひとつ前のマウスピース型矯正装置を持っていきましょう。
当院では旅行中や出張中のアドバイスも行っていますので事前にご相談ください♪

渋谷矯正歯科は、渋谷矯正歯科は裏側矯正(舌側矯正)マウスピース型矯正(インビザライン)の矯正専門医院です。
引っ越しのご予定がある方は、全国の主要都市にある11院間で転院することも可能です。
(▶︎転院制度について
ライフスタイルの変化にも対応しやすく、治療を継続しやすい環境ですので、まずはお気軽にご相談ください。
▶︎初めての方はこちらの「カウンセリング予約」からご相談ください。
歯列矯正の「カウンセリング」とは?

渋谷駅東口から徒歩3分のところにある当院へは、電車での通院が便利です。
表参道駅からは徒歩9分でお越しいただけますので、お仕事の帰りやお買い物の途中など、ライフスタイルに合わせて通院していただけます。

※矯正歯科治療は公的医療保険適用外の自費(自由)診療となります。
※マウスピース型カスタムメイド歯科矯正装置は、日本では完成薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となることがあります。

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