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投稿日:2023.7.30

レントゲン撮影時の注意事項

こんにちは(´· ·`)
放射線技師の遠藤です(´· ·`)

さて今回は、主にレントゲンを撮る時の注意点について、ブログを書いていこうと思います!!

 

レントゲンは安全なの?

まず「レントゲン」ときくと、安全性や必要性、被ばくについてなど気になることがたくさんあるかと思います。

歯医者さんのレントゲンにおける放射線量は、極めて微量なので
被ばくについてご不安な方は、安心して頂いて大丈夫です( `ー´)ノ
数値でいうとだいたい0.01~0.03mSv程度の放射線量ですが、年間で100mSvを超えない限り問題ありません!
不安な方は、こちらのブログで解説しているので、ご覧ください。

また必要性については、こちらのブログで解説しています(´· ·`)

それでは、歯医者さんのレントゲン検査を受ける際の、注意事項を説明していきます。
検査を受ける前に、把握しておきましょう!

渋谷 矯正

 

注意事項

大きく分けて2つあります。

①妊婦の方・妊娠の可能性がある方

先程説明したように、放射線量は極めて微量で、また防護服も着用するので対策が出来ます。
しかし妊婦の方は注意が必要です!
歯医者のレントゲンで、胎児に影響が出ることは理論上考えにくいですが、念の為控えることもあります。
妊婦の方や、妊娠の可能性がある方は、検査前に医師に相談しましょう。

②装飾品を身に着けている方

ネックレスやピアス、ヘアピンや飾りのついたヘアゴム等の装飾品を付けたまま
レントゲン撮影した場合、診断に影響が出る可能性があります。
撮影前に必ず外しましょう!
装飾品が外せない場合、欲しい情報が得られない可能性があります。
その場合、再撮影する場合があることをご了承ください。

 

よくある質問

患者様から、矯正器具をつけたまま、レントゲンやCT、MRIを
撮影しいてもいいのか、よく質問をいただくのでこちらで回答していきます!!!

パノラマ撮影 矯正器具

矯正器具をつけたまま、頭部レントゲンやCTを撮ることは可能ですか?

可能です!が!
矯正器具がはっきりとレントゲンに移ることになるので
見たい部分がアーチファクトによって見れないこともあります。
甲状腺などは問題ないかと思いますが、口や頭、喉は
画像が乱れてしまう可能性があるので、主治医に伝えておきましょう!!

*アーチファクトとは、画像の乱れのことです。
たとえば想像しやすいのは、レントゲンを撮っている時に動いたりしてしまうと
画像が乱れてしまうことがあります。これはモーションアーチファクトといいます。
ほかにも金属アーチファクトといって、銀歯や矯正器具などの金属があるとその周辺が乱れてしまいます。
ネックレスやピアスを外してもらうのもこのアーチファクトを防ぐためです。
他にも画像の再構成中にアーチファクトがでてしまうこともあります。

 

 

矯正器具をつけたまま、MRIは撮れますか?

MRI 矯正器具

結論から言うと、足や手など、頭のほうじゃなければ撮影は可能です。
まずは主治医の先生に必ず確認しましょう
また表側に矯正装置が付いている場合、先生が気付いてくれると思いますが
裏側矯正をしている方は気づかれないこともあるので、特に注意が必要です⚠️

CTやレントゲンとは違って、MRIは放射線を使用していません!
MRIは磁気共鳴画像(Magnetic Resonance Imaging)のことで、
磁力と電磁波を使用して画像を作っています。

MRIは強力な磁石を使用しているので、撮影室への金属類の持ち込みは禁止されています。
たとえば小さなヘアピンや、ボールペン、ICカードや携帯などもダメです!!!
ICカードとか持って行ってしまうと、磁気がやられて使えなくなってしまったり
金属類がついているヘアピンやボールペンなどは、飛んでMRIにくっついてしまいます。
金属が入っていないと思われるような、化粧品やカラーコンタクトにも金属が含まれることがあります。

ここで、問題になってくるのが、矯正器具ですね。

まず金属を身に着けたまま、MRIを撮った時のリスクを紹介します!

①ケガや機械破損の恐れ

MRIは非常に強力な磁場を使用しているので、金属はこの磁場に引き寄せられる可能性があります。
これにより、金属が急速にMRI装置に引き寄せられて、
患者様やスタッフにケガを負わせるリスクがあります。
また金属がMRIに吸着して取れなくなってしまうこともあります。

②火傷のリスク

金属が熱を持つことがあるので、それにより火傷をしてしまうリスクがあります。
タトゥーやアートメイクをしている人も要注意です。
熱を持ち熱くなったり、変色してしまう危険性があります(;_;)/~~~

③アーチファクト

上記で説明したとおり、金属によってアーチファクトが出現します。
CTやレントゲンとは違って、MRIでは画像が乱れるどころか
欠けてしまったり大きく歪んでしまいます。
矯正器具に関しては、口や鼻、頭のMRIをとる場合は必ず影響してきます。
逆に足など、口から離れているところであれば、問題はありません!

また金属によっては、MRIに影響のないものもあります。
金銀パラジウム(銀歯など)、チタンステンレスは影響がないと言われています。

矯正用のワイヤーブラケットに使われている金属は、
ニッケルコバルトクロムなどで、影響を及ぼすので注意が必要です。
ホワイトワイヤーも、メタルワイヤーを白く塗っているだけなので、危ないです!
またブラケットによってはメタルではなく、セラミックブラケットを使用しているところもありますが
ブラケットに金属が含まれなくても、ワイヤーには含まれていたりするので
注意してください!!

そのほかにもTADsゴムかけ用のボタンバンドFIX(保定用のワイヤー)なども金属が用いられている可能性が高いです((+_+))

MRIを撮ることになったら、まずは必ず医師に矯正器具をつけていることを伝えてくださいね!

 

 

最後に

いかがでしたでしょうか!
歯医者さんでのレントゲンは、病院でとるレントゲンやCTよりも
注意事項が少ないため、比較的気軽に撮れるかなと思います(´· ·`)
MRIなどでは、装置を外さなければいけないこともあるのです( `ー´)ノ
外したほうがいいかどうかは、矯正歯科では決めかねるので
事前に主治医に確認し外すことになった場合、矯正歯科のほうにご連絡いただけると幸いです!
もし何か心配なことがありましたら、気軽に当院にご連絡ください!
最後までご覧いただき、ありがとうございました!

渋谷 矯正 スタッフ

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ここまでブログを読んでいただき、ありがとうございました(^_-)-☆

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